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商品知識が豊富な店員さん

欲しい楽器があり、ちょっと大きい専門店に買い物に行きました。
商品を色々とながめていると、すぐに店員さんがやってきました。
店員さんから商品の説明を聞くのはきらいではありません。でも、


もう少しゆっくり商品を一通り見てから決めたいのです。
実際、そのお店には買うつもりでいきました。
でも、いま、手元にある商品を買おうとしている訳ではなく、
こちらは素人ですから、いろいろ触ってみて、比較をしてみてからゆっくり決めたいのです。
ところが、その楽器売場の責任者でもあるという店員さんは(若い女性の方です)、私が見て触った商品を「これはいいですよ~」といった具合に勧めます。
商品知識も豊富です。
あっちの商品に触れば、「これはいいですよ~」
こっちの商品に触れば、「これはいいですよ~」
と説明をしてくれます。
でも、販売ノルマがあるのか、その店員さんの声からあせりのようなものが伝わってきます。
こうなると、だんだん買う気持は薄くなっていきます。
また、こういうお店もあります。
入店するやいなや店員さんの目からこちらに向かってレーザービームが発射される店。
ずーっとこちらの様子をうかがっています。
こちらは標的にされたような気持になってしまいます。
まさに、「ロックオン」状態。
その店から逃げだしたくなります。
落ち着いて買い物ができません。
お客さんの立場でいうと、
いろいろと商品を手に触って、眺めて、どれがいいのか?
と思ったタイミングで店員さんにやってきて欲しいものです。
“あうん”のタイミングでやってきてくれる店員さんに出会うと、プロだなと思います。
それから、いきなりお店のお勧め商品を売り込む前に、
お客さんが商品を購入する目的や用途、商品を使うシーンなどを聞いてもらってから、
それに適した商品を勧めて欲しいものです。
熟練した店員さんは、さりげなく“質問”から入ります。
5W2Hで。
Who
Where
When
Why
What
How much
How to
そうです。昔学校で勉強した5W2Hで、いつの間にか頭の中が整理されます。
はじめはおぼろげながら抱いていたイメージがハッキリとして、
自分の探していた商品は(悩みを解決してくれるものが)、この目の前の商品だ
ということがわかれば、購入に踏み切ります。
そして、店頭でお値打ちの商品に興味を引かれたものが、いつのまにか店の奥にあるちょっと高価な商品の方を選んでいた
ということもあるものです。
冒頭の話しに戻りますが、
いろいろな説明をしてくれた店員さんには申し訳なかったのですが、
結局、そのお店で購入するのをやめました。
私の妻と、もう少し考えてみようという結論になったのです。
その店員さんは、若くて、商品知識も豊富で、とても好感がもてたのですが、
例えば、質問するということを学んだら、もっと実績に結びつくなと考えながらその店を後にしました。

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