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新事業・新商品開発

新事業・新商品開発

 名著をたずねる旅

リーディング・ファシリテーターの大場が、経営者が読むべき名著を厳選して紹介する、経営のエッセンス「読書マインドマップ」。

第30回目は、日本のピーター・ドラッカーとも言うべき、マネジメントの大家、一倉定の名著新事業・新商品開発 (一倉定の社長学)をご紹介します。時を経ても現代にも通じるマネジメント理論を学ぶことができる一冊です。

過去の「マインドマップ」バックナンバーはこちらからご覧になれます。

 

商品と言うものは、顧客の要求から出発し、この要求を満たすものでなければならないものである。ところが、ブレーンストーミングから生み出される新商品のアイディアは、アイディアと言うよりは単なる「思いつき」がその本質であり、顧客の要求とは関係ないものである。

現在の商品の総点検から始めなければならない。現在の商品の欠陥を直さずに、新商品を考えるのは間違いである。

わが社の将来の収益を得るために、現在行っている活動を未来事業と言い、そのための費用を未来事業費と言うのである。

自社商品と言うのは、自社で開発した商品のことではない。たとえ自社で開発してもこれをメーカーに売るのでは結局は下請けである。自社商品と言うのは、流通業者またはエンドユーザー、消費者に売る商品のことであって、自社開発であるかどうかと言う事は関係ない。

問屋へ流すと言うような安易な考え方は捨て、自ら直接小売業者(販工店〜販売と施工をやる店)に売り込むと言う直販方式を取らなければダメである。それも、ただ無茶苦茶に頑張るのではなく、明確な事業方針とそれに基づく計画がなければならない。

 

 読書マインドマップ

新事業・新商品開発

 

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 新事業・新商品開発(一倉定の社長学) 目次

1.我社の未来を築く
我社の未来を築く
我社の将来の予測から、新事業の必要性とその時期をとらえる

2.不用意な新商品・新事業を戒める
新技術開発というけれど
優良会社をメチャメチャに
一貫生産を狙って
ぶっつけで六百坪の店舗
商品の性格を見きわめずに
不用意な開発を戒める

3.やってはいけない事業を知れ
占有率ということ
王様のアイディアはダメ
蟹は甲羅に似せて穴を掘る
一次産品にかかわるな

4.マーケットこそすべて
能率に目がくらんで
技術が優れていても
コストが安ければいいのではない
「ひとりよがり」になっていないか
二兎を追うな
世の中になかったものほど売りにくいものはない
世の中になくてもいいものは面白い
今あるものの欠陥を見つけだせ
不可能に挑戦する

5.新商品開発に当って
まず我社の商品の総点検を
関連する法規はどうなっているか
品質を徹底的に追究せよ
専門技術がない、人がいないではダメ
他人の知恵を利用せよ

6.新商品開発体制
未来事業という考え方
開発部門は独立させ、社長直轄とせよ
開発方針の決定は社長の役割り
開発方針をつくる
プロジェクトチームを編成する
定期的チェック

7.新技術を効果的に事業化する
規格化を行う
新技術を活用する
単品では事業になりにくい
多量販売の悪夢からさめよ
タイミングはよいか

8.新事業開発
事業マインドをもて
まず現在の事業を見直せ
新規事業の方向を決める

 

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