企業研修

実践レポート:新企画「読書会×企業研修」

読書会×企業研修 / for Business Leader

実践レポート:新企画「読書会×企業研修」
経営コンサルタント 大場 宣英

読書会×企業研修

 実践レポート:新企画「読書会×企業研修」を実施

2025年5月、私はこれまでの経験を活かした新たな取り組みとして、企業の経営幹部や管理者を対象として「読書会×企業研修」という企画を2回にわたって実施しました。
このプログラムは、知識のインプットにとどまらず、対話を通じて内省と気づきを促し、それを現場の行動へとつなげることを目的とした、これまでにないスタイルの企業研修です。
私自身の強みである「書籍の本質を抽出し、現場の課題に結びつける力」と「問いを活用したファシリテーション」による、独自性の高いプログラムとなっています。

 

 ▶ なぜ「読書会×研修」なのか?

近年、企業内の人材育成においては、「自ら考える力」「共に学ぶ文化」「主体的な行動変容」が強く求められています。
しかし、従来の講義型研修では、受講者が“受け身”のまま終わってしまい、現場での実践につながらないケースも少なくありません。

そこで私が着目したのが、読書会という“対話の場”の持つ可能性です。
「書籍」という共通言語を介しながら、参加者同士が率直に語り合うことで、個々の価値観や経験に気づき、行動に移す動機づけが生まれます。

この読書会形式に、現場課題に即したワークやファシリテーション技術を掛け合わせることで、他にはない研修スタイルを確立しました。

 

 ▶ 一般的なファシリテーターとの違い

私自身が長年、経営支援・人材育成の現場に関わってきた経験から、以下の3つの点において独自性を発揮しています。

課題に合わせた選書と設計
 経営課題・組織課題を事前ヒアリングから丁寧に抽出し、最適な書籍を選定したうえで研修構成をデザインしています。

問いかけ型のファシリテーション
 単に読んだ内容を語り合うだけでなく、「問い」を通じて内省と気づきを引き出す設計により、対話の深さと実践へのつながりが高まります。

行動変容まで設計されたプログラム構成
 気づきで終わらせず、現場で何を変えるかを具体化するワークを含めており、「実践につながる読書会」として高い評価を得ました。

 

 ▶ 実施企業の反応と今後の展開

5月に実施した2回の研修では、受講者から以下のような声が寄せられました。
受講者の中には、「本を読むことが苦手」「一冊の本を読むのに数ヶ月かかる(積ん読)」といった方もいらっしゃいましたが、全員が最後まで完走することができました。
その一部をご紹介します。

・この本を読む機会を与えてくれたことに感謝。この本の内容を試してみたい。
・本を読む楽しさを感じることができた。苦手な本を読むことができ、新たなヒントを得ることができた。
・新しい知識を得て、自信と楽しい気持ちになった。今後の人生に有益な情報を得ることができた。
・本の内容を理解し、新たな感動を得た。今まで自分の中になかった別の考えを得ることができた。
・本を全部読み切った充実感がある。コミュニケーション術の要点を理解することができた。
・新しい発見や気づきがあり、生活にも生かせることができる。
・本1冊の内容がわかった。実行したい。アイディアが浮かんだ。充実感、ワクワクする気持ちがある。
・みんなの意見を参考にしながら、読書が好きになっていた。今までにない気づきが生まれてきた。
・読書の方法を学び、短時間で様々な書物から多くの知識を得られるようになった。読書って楽しいなと言う気持ちになった。

今後は、階層別・テーマ別(管理職/若手社員/営業組織/理念浸透など)での展開を検討しており、「組織の成長と対話文化の醸成」を両立させる新たな育成モデルとして、さらに広げていく計画です。
続報はこのサイトでお伝えします。

 

「自社でも実施してみたい」など、ご関心のある方はこちらからお問い合わせください。

 

 

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