よくあるご質問

討議(ディスカッション)はどのように進めますか

討議(ディスカッション)はどのように進めますか

討議(ディスカッション)はどのように進めますか

 Q.企業研修では、討議(ディスカッション)はどのように進めていますか?

A.集団で討議を行い、いろいろな案を出し、それぞれの案を検討し、今後の施策を決定する場合に有効な方法として「ブレイン・ストーミング(Brain Storming)」という方法があります。

 

 ブレイン・ストーミングの基本ルール

ブレイン・ストーミングを効果的に行うためには、以下のルールを守ることが重要です。

1.批判厳禁(判断・評価をしない)
・参加者の発言を否定したり評価したりせず、自由にアイデアを出せる雰囲気を作る。
・「そんなの無理」「現実的じゃない」といった否定的な意見は排除する。
 2.自由奔放な発想を歓迎する
・一見突拍子もないアイデアでも、価値のある発想につながる可能性があるため、自由な発言を奨励する。
・斬新なアイデアほど、議論の幅が広がり、新たな施策につながる。 
3.量を重視する(とにかく多くのアイデアを出す)
・質より量を重視し、可能な限り多くのアイデアを出す。
・1人のアイデアが別の参加者の発想を刺激し、新しいアイデアにつながることも多い。
4.アイデアの結合と発展を促す
・他人のアイデアを組み合わせたり、発展させたりすることで、より良い案を生み出す。
・例えば、「Aさんのアイデアを少し変えてみたらどうか?」「Bさんの案とCさんの案を組み合わせたら効果的では?」といった形で議論を深める。

 ブレイン・ストーミングの進め方

ステップ1.テーマを明確にする
事前に「解決すべき課題」や「考えるべきテーマ」を設定し、参加者に共有する。
ステップ2.アイデアを自由に出す(ブレイン・ストーミングの実施)
ルールに従い、制限時間内にできるだけ多くのアイデアを出す。
進行役(ファシリテーター)が円滑に進むようサポートする。
ステップ3.アイデアを整理し、グルーピングする
出されたアイデアを分類し、関連するものをグループ化する。
ステップ4.有望なアイデアを深掘りする
出されたアイデアの中から、実現可能性の高いもの、効果が期待できるものを選び、詳細な検討を行う。
ステップ5.実行可能な施策を決定する
最終的に、実際に取り組むべき施策を決定し、具体的なアクションプランを策定する。

ブレイン・ストーミングは、組織の創造力を引き出し、革新的なアイデアを生み出す手法です。
適切に行えば、「チームの意見を活かしながら最良の結論を導く」ことができます。

 企業研修における討議の進め方

今回、討議で行うディスカッションの方法の一つとして、ブレイン・ストーミングを紹介しましたが、実は、これ以外にも有効な進め方は数多く存在します。
弊社ではブレイン・ストーミングをはじめ、目的に応じた多様な手法を組み合わせ、企業研修やコンサルティングを実施しています。

 受講者の声(一部抜粋)

・ディスカッションにより、新たな考え方を知ることができました(50代)
・このような機会はあまりなかったので日頃聞けない意見を聞くことができた(40代)
・思い込みというのはよくあることだと思いました。頭の中に浮かんだワードは意外と忘れないことが多いと思いますので、固定観念を捨てて真摯に話を聞くことが大事だと思いました(44歳)
・グループで討論する機会があまりないので貴重な体験になりました。特に問題解決の方法について参考になりました。(47歳)
・短い時間でも結果が出せるということ、いつもの会議は時間をかけてもなかなか結果がでないことも多いので時間を決めて話し合うことが大事だなと思いました。(54歳)
・個々に考える問題より、みんなで考えた問題はふくらみ、以外と大きな問題であったと思いました。(41歳)
・1つの問題を複数の人で解決するために協力する素晴らしさを感じた。(28歳)
・自分一人では思いつかない点もありとても参考になる。意見も各グループから出ており、販売という立場からだけでなく、製造、営業、総務の着眼点の方法が違うところが大変おもしろかったと思います。(35歳)
・グループ共通の悩みがあることには驚いた。グループディスカッションは非常に面白くためになりました。(54歳)

 現場で実感できる「討議の力」

製造業の管理職研修で、ディスカッション形式を導入しました。
当初は発言が少なかった会議も、進め方を共有するだけで意見が増え、「会議が報告の場から考える場に変わった」との声が上がりました。

討議は単なる会話ではなく、チームの思考力を育てる技術です。
うまくいかない原因は意欲ではなく技術不足であることが多く、練習を通じて誰でも身につけられます。

あなたの会社ではこのようなお悩みありませんか?

会議で発言する人が限られ、沈黙が続くことが多い
同じ意見ばかりが出て、議論が深まらない
「結局どうするの?」と毎回終わり方が曖昧になる
上司やリーダーが一方的に話し、部下が受け身になっている
若手社員や中堅が意見を出すことに遠慮している
リーダー層のファシリテーション力にばらつきがある
部署間で考え方がずれており、意思統一が難しい
討議の時間が長いわりに、結論やアクションが出ない
リモート会議だと発言が減り、空気が読めないまま進む
せっかく出たアイデアが、議論の後に活かされない
問題解決のための議論が「感想共有」で止まってしまう
部下に“考える力”を身につけさせたいが、方法がわからない
研修で学んだことが現場の会議に定着しない

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