基本理念の浸透度合いはすぐにわかる

貴社では、基本理念が明確な形で示されているでしょうか?
その理念は組織の末端にまで浸透し、組織に活力を生み出しているでしょうか?

基本理念とは、企業理念、経営理念、ミッションステートメント、クレド、社是社訓・・・会社によっていろいろな呼び方があると思いますが、それらの考え方はほぼ同じと捉えて結構です。
まず、基本理念は創業の精神であり企業にとっての基本的な価値観。時代の流れや流行に左右されない組織の土台になっている基本的価値観です。

目次
1.このようなことに思い当たることはありませんか
2.基本理念の浸透度合いは客観的にすぐにわかる
3.大企業の不祥事の報道が絶えないのはなぜか
4.基本理念を組織に浸透させる3ステップ
5.基本理念が組織に浸透し活力を生み出す効果とは

 1.このようなことに思い当たることはありませんか

貴社では、基本理念が明確な形で示されているでしょうか?
その理念は組織の末端にまで浸透し、組織に活力を生み出しているでしょうか?

立派な理念が会議室に飾ってある、朝礼で唱和している、
しかし、組織の末端にまで理念が浸透していない、そんなことはないでしょうか。

□ 各部署への指示、伝達事項が行き届かない。社内でのコミュニケーションがうまくとれていない。
□ 社員は企業の理念に対して全く無関心、内容すら覚えていない
□ 各部門や各人がそれぞれバラバラに活動しており、組織としての一体感に欠けている
□ 自分の仕事にプライドが持てず、そのため遅刻や早退が多い、仕事の取り組み姿勢に問題がある
□ 与えられた仕事さえやっていればよいと考え、仕事の工夫・改善に無関心である
□ 社員が生きがいや働きがいを見いだしえていない集団になっている
・・等々

これらは、企業の理念が本来の意味をなさず、記号化、形骸化してしまっているケースです。
もし、貴社で基本理念と行動指針を定めていない、理念はあるが、経営者が思い描く組織運営ができているとはいいがたい、人材育成がうまくいっていないとしたら、組織改革の第一歩は、基本理念を見直すことです。

 2.基本理念の浸透度合いは客観的にすぐにわかる

基本理念を明文化して組織の末端にまで浸透させている会社は、業績もよく、人も育ち、離職も少ないという傾向があります。

私は仕事柄、様々な企業に訪問します。その時、会社に足を一歩踏み入れた時に感じる雰囲気は各社各様で、これを「社風」といいます。
「この会社は非常に活気があるな、熱気が感じられるな」という感じです。その一方で逆もあります。
「何か暗い雰囲気だな、湿っぽい感じがするな」という具合です。これも社風。

社風の背後には、人の問題があります。なぜ人が暗い態度をとっているのか、どことなく沈んだ表情なのは何故か。
さらにその背景には、「
人を活かす制度(人事処遇制度)」があるかどうかの問題があります。
そして、その背後には、挑戦を敬遠する「組織体制」としての問題があり、その背後には、「組織が持つスキル」ともいうべき、やる気のある人材が離職しているという問題。さらに、その背後には、会社の「事業戦略」の問題があります。

事業戦略の背後には、共通の価値観である「基本理念」の問題に行き当たります。
会社に基本理念はあってもその言葉と実態が乖離していたり、形骸化しているという問題です。

基本理念

経営者は社内の暗い雰囲気を打開する方法を考えます。「今月は残業も続いていて社員のみんなも頑張ってるから、息抜きに食事会をしよう」とか、「週末みんなを誘ってバーベキューでも企画しよう」。これも一つの方法だと思いますが、大事なことは、問題が見えてくる順番と、問題を解決すべき順番は逆だということを理解する必要があります。

つまり、社風を改善するためには、問題が見えてくる逆から改善する、すなわち、共通の価値観という基本理念の見直しからしなければならないのです。

基本理念

続きはこちらから

関連記事

  1. 石垣のような営業部隊をつくる

  2. 経営理念のあり方を見直して、強い組織をつくり出す!

  3. この発想が成果を生み出す! あなたの“宝の山”を発見する方法

  4. 人材投資は利益の源泉

  5. 経営計画を企業経営に役立てるために

  6. 後継者育成の本質的課題とは?

  7. 目標達成に向け一番最初にやること