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協力者を得る法

起業する場合、そしてその後も、事業を支える援軍となる協力者を得ることはとても大切です。

どのような事業であっても、自分一人で成り立つことはできません。

「協力者を得るにはどうすればいいか?」の前になすべきことがあります。

 

友をつくりたいなら、まず人のためにつくすことだ。

D・カーネギー

 

D・カーネギーは、著書「人を動かす」で、人に好かれるためには6つの原則があると説きます。

その一つ一つがとてもシンプルな言葉で、どこかで聞いたことがあると感じられると思いますが、

それもそのはず、初版が発行されたのが1937年、世の多くの著者に影響を与えています。

長い年月をかけて人々に読み継がれているベストセラーで、自己啓発の分野では原点ともいえる良書です。

シンプルであるがゆえに、応用できる範囲は対象者を問わず広範です。

 

1.誠実な関心を寄せる

他人に示す関心は心からのものでなければならず、また一方通行でなく双方の利益にならなくてはならない。

 

2.笑顔を忘れない

物事には本来善悪はない。
ただわれわれの考え方いかんで善と悪とが分かれる。自分の気の持ち方ひとつ。

 

3.名前を覚える

名前は当人にとってもっとも快いもっとも大切なひびきを持つ言葉である。相手の名前をしっかり覚えこむ。

 

4.聞き手にまわる

話し上手になりたければ聞き上手になること。興味を持たせるためにはまずこちらが興味を持たねばならない。

 

5.関心のありかを見抜く

相手の関心を見抜いて話題にすることは双方の利益になる。どんな相手と話してもその度自分の人生が広がる。

 

6.心からほめる

人と話をするときはその人自身のことを話題にせよ。相手は何時間でもこちらの話しを聞いてくれる。

 

実に当たり前のことばかり書いてあると思われたかもしれません。

ただ「それ知っている」と自分が“思いこんでいないか”の点検も必要です。

「知っている」の制御をはずしてみると、これらの言葉はあなたの心にスポンジのようにしみわたり、

様々な気づきをもたらしてくれるはずです。

 

起業する場合、そしてその後も、事業を支える援軍となる協力者を得ることはとても大切です。

私たちの周囲には様々な利害関係者が存在する。

顧客、取引先、株主、金融機関、社会、そして自社の社員・・

 

これらの人たちに対して、

「どうやったら協力者を得ることができるのか」

「どうしたらお客を増やすことができるのか」

「どうやったら金融機関の融資を取り付けることができるのか」

「どうやったら社員は自発的に動くようになるのか」・・・

といった具合に言葉を用いているとしたら、問いの立て方を変えてみる必要があるのかもしれません。

 

カーネギーは次のようにも言います。

「世の中には、他人の関心を引くために、見当違いな努力を続け、その誤りに気づかない人がたくさんいる」

 

あれが欲しいこれが欲しいと、他人の協力を期待する前に、まず自分から他人の力になれないかを考えてみる。

私たちは、ベクトルの向きが自分と他人のどちらを向いているかを、時々点検してみる必要があるのです。

そうすることで、これまでにない変化が少しずつ確かめられると思いますよ。

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コメント

  1. 物事はどんなものでも基本シンプルなんですよね^^
    今は情報も多くて、
    複雑化しすぎて本質が見失われがちですし、
    そういうときこそ、
    シンプルに物事を見る目を養わないとですね。
    応援くりっく!ぽちっ

  2.  マチスケさんこんにちは
    Give&TakeからGive&Giveの世界に考え方を変えないといけませんね。
    こうすることで自然に協力者が集まる・・・最近感じられるようになって来ました。

  3. こんばんは。
    ご無沙汰しております。
    そうですね。
    どのような事業でも、自分一人で成り立つことはできませんよね。
    私は、協力者を得るためには「相手を信頼する」ことが大切であると感じております。
    来年もよろしくお願いいたします。

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