仙台のコンサル(中小企業診断士)が本音をあなたにズバリ語る!

仕事って何?

あなたにとって、仕事とはなんですか?
今年入社したばかりの「デイトレーダー型新入社員」だけでなく、
中堅、ベテラン社員も仕事の原点に立ち返ってみませんか?



今日、あなたにご紹介する本は、東ハトのブランドブック「お菓子を仕事にできる幸福」。
出版社によると、『世界でいちばん短い、そして世界で一番平易な「仕事の本」』とあります。
私がこの本を購入したのはずいぶん昔になります。
出版の日付を見ると、2004年5月とある。
今から3年前になるんですね。
パラパラめくっているといろんなインスピレーションが湧いてくる本です。

まずは、この本ができた経緯が出版社からまとめられています、ご覧ください。
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本書の「もと」となったのは、昨年、バブル期のゴルフ場開発の失敗でいちど倒産した老舗菓子メーカー東ハトが、会社再建を目指す過程で意気消沈する社員たちに「仕事ができる幸福」と「チームで仕事をする意味」を伝え、意思を共有しようとつくった『飛び出す絵本』です。
東ハトは中田英寿さんを執行役員に迎え、新しいブランド戦略を打ち出し、新商品を矢継ぎ早に出し、素早い経営改革を実現しました。「絵本による社員の意識改革」はその総仕上げ。木曽健一CEOや中田さんら経営陣が知恵を絞り、「好きな仕事ができる幸せ」を社員で共有し、同じ目標を抱きながら個々が自発的に動き、チームプレイで会社を動かす大切さを「飛び出す絵本」のかたちにまとめ、クリスマスパーティで社員全員に配りました。
当初非売品だった「絵本」は、朝日新聞や日経ビジネスアソシエ、GQなどで中田英寿さんのインタビューや東ハト再生記事とともに紹介され、一躍メディアの注目を集めました。「好きな仕事を自発的にすること」「個の力を重視しながらチームをつくること」を記した内容に賞賛の声が集まり、今回背中を押される形で市販化されたのです。
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東ハトの商品で思い浮かぶのが、「キャラメルコーン」や「オールレーズン」、「ハーベスト」。
いずれもロングセラー商品。最近では「暴君ハバネロ」が有名ですね。
たくさんのロングセラー、有形、無形のブランド資産を持つ会社が、本業の菓子が売れていたにもかかわらず、ゴルフ場開発に手を出し、2003年に民事再生法を申請し事実上の倒産。
そこから再生の過程で、東ハト・ブランドブックができたのです。

東ハトのホームページを見ると、ポップでかわいらしいデザインのキャラクターが並んでいます。

いつしか商品のデザインが一新し、あのデザインになりました。
中田英寿氏も暴君ハバネロやキャラメルコーンのパッケージデザインに携わったと言われています。
同社のCBO(チーフ・ブランディング・オフィサー) です。
現在、東ハトは山崎製パン(株)の子会社となっていますが、
いまの基本理念にもブランドブックが息づいています。
ブランドブックのキャラクターハトオトコも基本理念のページに登場しています。

ブランドブックを読んで思い出されるのが、ダイエーのミッションブック。
「私がつくりかたったお店~新生ダイエーミッションブック」
これは一企業のミッションブックですから、当然ながら市販はされていません。
私は企業に問い合わせをして直接入手しました。
いま手元にあるミッションブックは、2005年10月(Version1)に制作されていますから、
東ハトのブランドブックに少なからぬ影響を受けたのかもしれませんね。

お菓子の仕事をつくっているもの
Customer お客様を考える幸福
Fellow 仲間がいる幸福
Rival ライバルと競う幸福
Society 世の中とつながる幸福
4つの柱でストーリーは展開します。

一日の時間の大半を費やす職場です。
「毎日の仕事が幸福だ」っていえる人、素敵だと思いませんか?
やらされ仕事をやっている自分と主体的に仕事をやっている自分、どちらの人生が楽しいだろう。

ピーター・シュルツ氏の言葉が思い出されます。
『ある建設現場で3人の労働者が働いていた。
3人とも同じ仕事をしていたが、仕事の内容を聞かれた時、3人とも違う答えを出した。
一人目は「私は親方の命令でレンガを積んでいるんだ」と答えた。
二人目は「私はレンガを積んで塀を造っているんだ」と答えた
三人目は「私はレンガを積んで世界に誇れる教会を造っているんだ」と答えた。』

どんな仕事も、それが幸福になるか、やらされ仕事かは自分の考え方次第。
自分の周囲にうまくいかない原因を求めても何も変わらない。
でも、外側にあってどうにもならないようなことでも、自分に矢印の向きを変えることで、
統制不可能要因から統制可能要因にスイッチが切り替わります。
そんなこと・・の前に、思い信じ込めることって才能だと思うのですが、いかがですか?

あなたにとって、仕事とはなんですか?
毎日の仕事が幸福だといえることって素敵です。
このトピック「お菓子」の部分を、あなたの仕事に置き換えて読んでみてください。
パラパラめくっているだけでもいろんなインスピレーションが湧いてくる本です。

お菓子を仕事にできる幸福

東ハト (編集), 木曽 健一 (著), 中田 英寿 (著)
出版社: 日経BP社 (2004/5/7)

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コメント

  1. 大場さん、こんばんは!
    確かに東ハトはイメージ変わりましたよね。
    この本の存在は知っていましたが、読んでませんでした。
    (基本的に読書始めたのが2005年の1月からなので(汗))
    でも大場さんがそこまで言われるのなら、チェックが必要ですね(汗)。

  2. 大場さん、こんばんは!
    どうせやるなら楽しいほうがいいと思いますが、楽しく思えるかどうかが難しいところですね。そこは自分自身に尋ねつつ感じることなのだと思います。

  3. 東ハトですか。
    以前不祥事があってから、
    いい感じにイメージがかわりましたよね。
    いろいろとイメージがわいてきそうですね。
    応援クリック!ぽちっ

  4. こんにちは、LAビジネスウォッチャーズのCHARLIEです。
    東ハトから絵本ですか。この東ハトのストーリには、どこか惹かれるものがありますね。画期的で、話題性もある。スゴイですね。日本の人はこの本にどんな反応を示しているのでしょうか?
    私も、機会があれば是非読んで見たいですね。
    楽しく読ませていただきました。応援のクリック押しておきますね。

  5. こんにちは。
    仕事を楽しむのは、人生をよくする大きなポイントですね。
    楽しくなるかどうかは、結局自分しだい。
    サラリーマンの私にも耳のいたい言葉ではあります。

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