仙台のコンサル(中小企業診断士)が本音をあなたにズバリ語る!

忘れていませんか?

本屋にいくと、次から次へと新しい本が出版されていますね。
日本では1日平均200冊以上の本が出版されているそうです。
ビジネスの世界でも新しいマーケティングやセールス、マネジメントの本が出版されるとそれに飛びついて、自社に取り入れようとする研究熱心な社長さんがいらっしゃいますが、ちょっと忘れていることがありませんか?


誰でもできる平凡なことが非凡さを生み出す
鍵山秀三郎氏によると、
「人は特別な人になるために、何か特別なことをしないと特別の人になれないと思っているが、
世の中に特別なことは無いので、無いものを探すほど難しいものはない。
無いもの探しで人生を終わってしまう人がほとんどだ。
だから誰にでもできる簡単なことで人に差をつける、これを自分はやってきた。」
これを
「凡事徹底」
といいます。
「凡事徹底」とは、当たり前のことを、当たり前にできるように徹底することです。
メジャーリーグの松井秀喜もイチローもプロゴルファーの愛ちゃんも日頃の厳しいトレーニングを地道に行ってきたからこそ大舞台でチャンスをものにできたのでしょう。
凡人にはない“特別”な才能が影響したのだろう
と思う方もいるかもしれませんが、
例えば、両親がメダリストという“スーパーDNA”を持ってしても大舞台でその力を十二分に発揮できるかというとそうではありません。
才能を持ってしてもチャンスをものにできるとは限りません。
この点について、イチローは大変興味深い話しをしています。
・いまある能力をしっかり出せる状態を作っておくことが大切
・そのために、試合前に完璧な準備をする
なんと、イチローは日頃の地道な練習や準備をとても重視しているではありませんか。決して自分の才能にあぐらをかいていません。
周到な準備をしているからこそ、肝心な場面で力を発揮できるのですね
ビジネスの世界でも「自力」で業績を上げている会社は、凡時徹底ができている会社といえるのではないでしょうか?
ここで自力と書いたのは、業績は、時に「他力」が働いて、実力以上の力を出す場合があるからです。
顧客動向とか競合動向といった外部要因によって、自分ではそれほど努力していなくても実力以上の力が発揮できる場合があります。
しかし、業績を安定して継続させるためには、内部要因である「自社」とか「自分」をしっかり固めるしかありません。
ここを冷静に見つめることができないと、後で大きなしっぺがえしがきます。
一晩寝て起きたら、優秀な会社(自分)になっていた。
ということは、まずありませんから、
いつチャンスがきても、すぐそのチャンスをつかむことができるように
毎日素振りをして、キャッチボールをして、準備しておくことが、
私たちビジネスパーソンも同様に大切なことです。
これを「凡時徹底」という言葉を見るたびに思いだすようにしています。
新しいものに手を出すのは、
今、目の前にある、当たり前のことを、当たり前にできるようにしてからでもいいのではないですか?

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コメント

  1. こんにちは。
    継続はチカラなり。コツコツとした積み重ねの中に見えてくるものは多いですよね。しかも底堅い。これが実力といえるものなのでしょうか。

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