すべてに学ぶ人そうでない人

投稿者: | 2009年11月18日

素直な心というものは、すべてに対して学ぶ心で接し、

そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心である。

(松下幸之助)

 

先日とある会場でセミナーの講師を務めましたが、

同じ会場でも受講態度にこうも違いが出るものなのかと感じました。

講師の話を逃すまいと凄い勢いでノートをとる人もいれば、

ノートもとらず上の空のような表情で帰る人もいます。

 

同じ話しを聞いても参考になったり、参考にならなかったりする場合がありますが、

こういうケースは、話の内容というより目的意識とそれに基づく情報感度による違い

だと思っています。

受け身でただ聞いている場合と、目的が明確で頭をフル回転させて聴く場合では、

明らかに情報の吸収量は異なります。

私のセミナーを受講した方から詳細なメモを見せられ驚いたことがあります。

そのいくつかはすでに実践され結果につながったのだとお話を聞かせていただきました。

同じ貴重な時間を投資するのなら、もとはとって帰っていただきたいと思います。

 

今日も営業研修を受講しているメンバーの方とお話しましたが、

顧客ニーズって、お客さまとの雑談の中から得られることの方が多いですね。

そこで得られた情報が会社に業績をもたらします。

しかし、お客さまがシグナルを発しているにもかかわらず、その情報を見過ごす方もいるわけです。

これも情報感度による違いで、それが営業の成績となって明暗をわける。

すべてに対して学ぶ心で接するということにベテランや新人の違いはありません。

いまからでも、すぐに始めることはできるのです。

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