明日の本番を前に

投稿者: | 2008年8月5日

 むかし、中国の漢水のほとりに、織女(しょくじょ)という機織(はたおり)の上手な美女が住んでいました。この娘は王の父君の自慢の娘でした。

  そうするうちに、娘が年頃にもなったので、父王は、この娘に農耕に熱心な牽牛(けんぎゅう)という青年が似合いと考え、婿に迎えてやりました。
  ところが、それからというもの、織女はあれほど好き好んでいた技芸をおろそかにし、肝心の機織も怠けるようになりました。
  父王が注意をしてみても一向に効き目がなく改めようとせず、ついに見るに見かねた父王が牽牛を織女から引き離し、漢水の対岸に追放してしまいました。
  織女は毎日泣き続けるばかりで、それではあまりにも可愛そうなので、年に一度、旧暦7月7日の夕だけ、逢いに来ることを許しました。
  その日が来ると、牽牛は漢水を渡って織女に逢いにいきました。その時には、鵲(かささぎ)が群がり集まってきて、橋渡しをしたということです。

 この地上のロマンスが、天空高く流れる天川(あまのがわ。銀河)のほとりの、琴座のべガ〔Vega。織女座〕と、鷲座のアルタイル〔Altair。牽牛座〕に移して考えられるようになりました。
  中国では、二つの星が視覚的に最も接近する陰暦7月7日の夜、この二星を祀って、技芸の上達を願う乞巧奠(きっこうてん)という行事が行われるようになりました。

七夕物語(仙台七夕オフィシャルサイト)より

七夕前夜祭、夜空に開く大輪の花16000発(19:30~21:00)。

 

写真は、明日の本番を前に一休みの七夕飾りくん。

仙台七夕祭りはじまる

明日からの「仙台七夕まつり」晴れるといいですね。

平成20年8月6日(水)~8日(金)

平日ですが、振るって仙台までお越しくださいませ。

東北では夏祭りが続きます。

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