企画脳

投稿者: | 2008年5月16日

あなたは日常のささいな場面から宝石を見つけたことがありますか?

“情報渦”の時代にあっては、情報の活かし方次第で、私たちの付加価値も全く変わってきます。

雑誌、「Post-35」vol1で、テレビプロデューサーのおちまさとさんが、

企画脳のつくりかたを指南しています。ポイントは3つ。

 

1.記憶力

企画は“記憶の複合”。日々を他人と違うように過ごし、人と違った記憶をたくさん蓄えることが大切。

ある日、そのいくつかが結びついて企画となる。

ポイント

*人と同じ経験ばかりしているのではなく、「右向け左」の精神が大切。

*周囲の人を観察し妄想することが、脳をやわらかくし記憶を出しやすくする。

*アイディアは机を離れた時にポッと湧き出る。切羽詰まった時はリラックスできる場に出かけてみよう。

 

2.発想力

常に他人のヒット商品をリスペクトし、分析することを心掛ける。

そこにヒットのファクターを見つける。発想するときは

「ポジティブプランニング」と「ネガティブシミュレーション」を繰り返す。

ポイント

*ヒット商品を分析して共通項を見つける。ありそうでなかったもののファクターを見つけよう。

*ファクターを見つけるためには、否定的な目で見るのでなく常にリスペクトの姿勢が大切。

*ポジティブに企画を生み出した後は、ネガティブに壁を出し尽くし、すべての壁を突き抜ける。

 

3.演出力

人は振り幅の多いものに心を動かされる。

ゼロから始まって100で終わるよりも、マイナス100から始まって100で終わるほうが、感動が大きい。

そして要素のひとつに“普遍性”を入れるようにする。

ポイント

*おばあさんを背負う不良VSおばあさんを背負う優等生。

*裏切らずに裏切る。

*企画のテーマに普遍性を入れる。

 

情報化ならぬ“情報渦”の時代にあっては、情報の活かし方次第で、私たちの付加価値も全く変わってくる。

経営相談の場で、すぐ方法論ばかりを求めようとする相談者がいらっしゃいますが、

太平洋のど真ん中で喉が渇いて海水をもとめるようなもの。 いつまで経っても喉の渇きは癒されない。

 

そんな時は、上記のような道具を持って、街に出てみることをおすすめします。

企画脳は日々の積み重ねから作られる。

日常のささいな場面から宝石を見つけ出す眼を養うのです。

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