目標達成のため最初にやること

投稿者: | 2008年1月1日

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、新年にあたって、目標を新たに考えられている方も少なくないかもしれません。

今日は、目標達成のために一番はじめにやることについて考えてみましょう。

 

明日の考察!これ実に我々が今日において為すべき唯一である

そうして又総てである

石川啄木

 

目標の実効性を高めるには、計画を立て、実行して、その結果を振り返る。という活動が必要になります。

そうです、マネジメント・サイクル。

マネジメント・サイクルとは、PLAN→DO→SEE もしくは、SEEの部分をCHECK→ACTIONという場合もあります。

 

マネジメントとは、管理という意味です。

管理という概念は、フランスのアンリ・ファヨール(Henri Fayol 1841-1925)によって発見されました。

ファヨールは、は倒産寸前の会社を再建した経営者で、

その実践過程から生まれた理論を管理過程論として体系化しています。

予測⇒組織⇒⇒命令⇒調整⇒統制

これは現在のマネジメント・サイクルの原型となっています。

 

さて、「PLAN→DO→SEEなら知ってるよ。」

そうお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

私が経営支援の現場で見たところによると、

言葉は知っていても、それが出来ている会社は少ないように見受けられます。

その代表的な理由は3つあるように感じます。

あなたの会社でも、ぜひチェックしてみてください。

 

① 計画に行動レベルの内容を盛りこんでいない

 

目標を達成するために、何をするのか、行動レベルの内容が記載されていないのです。

計画をつくることが仕事ならそれでもいいのですが(実際はそうではありませんね)、

当然のことながら、計画をつくるのは目標を達成するためです。

 

目標を達成するため具体的にどのような行動をすればいいのかが書かれていない。

もしくは書くことができないとしたら、それは目標を達成する状況を具体的にイメージできないからです。

イメージできないということは、目標を達成するために、

“会社に出社してから、まず何を、どの順番にやることが好ましいのかがわからない”ということを意味します。

 

あるサッカー選手のインタビューで次のような話しを聞いて感動したことを覚えています。

「ゴールするために、相手選手の間をパスで抜く道筋、ネットを揺らすボール、

ゴールした瞬間のサポーターの歓声、頬に風があたる、額から流れる汗、

駆け寄る選手たち・・・これらを具体的にイメージできた時はゴールできたも同然です。」

 

一流のプロ選手は、イメージトレーニングを重視しています。

イメージトレーニングとは、前述のように、行動レベルの内容になっているのです。

ビジネスもスポーツも原理原則は同じということになるんですね。

 

(続く)

目標達成のため最初にやること」への3件のフィードバック

  1. キヨ

    新年、明けましておめでとうございます。
    旧年中は、貴ブログから多くのことを学ばせていただきました。
    ありがとうございました。
    本年もご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
    応援クリック、ぽちっ!

    返信
  2. acb

     マチスケさん こんにちは
    PDCA・・・・これができていれば変化し続ける会社になりますよね。
    研修をしても「部下に関心を持った管理者になる」で終わりがち・・・
    そのために明日から何をするのか 具体性が大事ですね。
    会社の計画も 何をやるのかが見えるような文章にしています。
    ブレークダウンの過程で抽象化されないよう より具体的に 何が起こるか目に見えるような方針がいいですね。
    毎日の会話でも それはいつやるの 誰に指示するの?と具体性を見せてくれるよう突込みを入れていきますよ。
    今年はより鋭く・・・ですね。

    返信
  3. 藤間IM

    あけましておめでとうございます。
    「PLAN→DO→SEE」
    わかっていても、なかなか実行することはできませんよね。
    「理由」勉強させていただきます。
    今年もよろしくお願いいたします。

    返信

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