書類管理の極意

投稿者: | 2006年7月29日

あなたのデスク周りはきれいに整理整頓されているでしょうか?
いま、私は書類の山と格闘中です。
でも、この方法を使えば、書類の山に埋もれないですむかもしれません。



今日の日経新聞に参考になる記事がありました。
書類にも「賞味期限」がある。
作成してから半年過ぎた文書を見る確率は10%、1年過ぎた文書を見る確率は1%に過ぎない。

5対3対2の法則
仕事の書類のうち、「捨てられるもの」が5割、「捨てられないが手元に置いておかなくてもいいもの」が3割、「手元に置いておいたほうがいいもの」が2割あるというものです。
5割の代表は、要件が済んだもの、2部以上保管しているもの、陳腐化しているもの、すぐ同じものが手に入るもの。3割の代表は、法律上、保管義務がある文書、1年以上閲覧しない文書。これらは書庫や共用棚などで保管する。そして、残った2割を自分の机で管理するというもの。

片付けの基本は、いるものといらないものに分類し、いらないものは捨てる。
わかっているけどなかなかこれが難しい。
問題はいるといらないの境界線をどう決めるか。

迷ったら「捨てろ」。

判断に迷うような書類が後で役立つようなことはまずない。
確かに、いつか使うだろう系の書類の保存をやめれば書類の量は減りそうです。
書庫を我が物顔で占有している書類の大半は、再び開く確率は極めて低いですね。

パソコンで管理するのもひとつの方法です。
前にこのブログでも紹介しましたが、

NHKのプロフェッショナルで放映された星野社長の書類管理方法は目からうろこでした。

書類はその場でパソコンに取り込み書類は持たない。
パソコンに取り込むというと、スキャナをイメージしますが、デジカメでデータを取り込みます。
名刺もすべてこの方法で管理しています。

この方法はテキストで管理することはできませんが、識別するだけならこの方法も使えそうです。
フォルダごとに分類しておけば、パソコンの検索も使える。
何よりも、スキャナを使ってデータを取り込み、OCRで文字に再変換する手間を考えたら
デジカメでデータを取り込んでしまうところがこの管理法の優れているところですね。

それから、最近、参考になったのが、

ラクして成果が上がる理系的仕事術」の鎌田浩毅のクリアフォルダ管理法。

10色ほどの色違いのクリアファイルを各5枚用意して、資料となる切り抜いた紙片はテーマ毎にファイルに入れる。
この状態では仮保管のイメージです。

クリアファイルの良さは中身が見えるところ。
ファイルに仮とじしたデータは書斎の中を自由に動き回り、報告書など書き終えたら永久保存版を除き捨ててしまう。
その永久保存版も溜まってきたら、さらに内容を厳選して第二次永久保存分としてファイルに保存する。
こうすると増えていくのは永久保存版のみ。

この方法の元祖は、封筒を使って時系列に書類を管理する野口悠紀雄氏ですが、
クリアファイルを使うところに若干の工夫が加えられています。

書類管理の達人の極意は、「捨てる」、「受け取らない」にあるようです。
あなたは、紙の書類の山を減らす何かいい工夫してますか?

書類管理の極意」への12件のフィードバック

  1. acb

     最近は整理できるようになりました。
    思い切りが良くなったって言う事でしょうか
    自分で作った思い出深い資料が数点あるだけで 紙の資料は
    基本的に持たなくなりました。
    がんがん捨てていくだけです。
    自分を振り返って 一度見た資料をもう一度見るって言う事は
    あまりないって分かったんです。
    最悪そういうことがあっても 誰の資料だったからは覚えていますから再度手にいれられないと言う事は
    ほとんどなかったんです。
    資料を見て行動しようと考える期間 これに賞味期限があって
    1週間を過ぎたあたりで 確立は20%以下になってしまっているのです。

    返信
  2. smooth@マインドマップで読書感想文

    大場さん、こんばんは。
    申告書作成が本業のワタクシとしては、自分がいらないと思っても、
    結果的に顧問先等で必要なこともありうるので、調査対象の期間は、
    なかなか捨てることができませんねー。
    一応、請求書等は顧問先で保存してあるので問題はないのですが、
    やはり申告書がどういう経緯で作られたかという資料は、後で必要になったりします。

    返信
  3. タツ

    コメント、うまくとおらなかったようなので、
    もう一度。
    セミナー、盛況おめでとうございます。
    そのときのお話も投稿くださいね。
    応援していきます!

    返信
  4. 藤間IM

    こんばんは。
    なるほど、迷ったら「捨てます」!
    5対3対2の法則、おもしろいですね。
    いろんな法則ってあるんだなあ。

    返信
  5. 齊藤 正明

    私もその回のプロフェッショナル見ました!
    おー!と思いながらみてました。
    セミナー、お疲れ様でした!

    返信
  6. smooth@マインドマップで読書感想文

    大場さん、今晩は。
    コメントいただいた件。
    外部のブレーン(?)は多い方が色々と助かります。
    特に私の場合、システム系が弱いので、何人か相談相手がいたりします。
    やはり一人で全部やるには限界もありますし(汗)。

    返信
  7. 活用!!コーチングこと森のbear

    こんにちわ。
    書類の整理で、このような法則があるとは知らなかったです。
    捨てる勇気を持たないと貯まる一方ですもんね。職場は極力、紙に残さない方がいいですね。紙もらったら、データでもらうようにしたらいいのかもしれませんね。
    参考にします。
    応援のポチ!

    返信
  8. 佐藤正一

    こんにちは。佐藤です。
    書類等は、すべて残していますね(汗)
    迷ったら捨てる。
    絶対に必要かもしれません。
    ランキング応援していきます。

    返信
  9. お久しぶりです。
    迷ったら捨てろ、
    その通りですね(^^;)
    ポチッ☆

    返信

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