ある会議に参加しました。
会社で最も時間単価が高い経営幹部が参加する会議です。
でも、生産性が全く考えられていないのです。
生産性とは、生産要素の投入(インプット)と産出(アウトプット)の比で表されます。
投入(労働、資本、土地、原料、機械設備などの生産諸要素)に対して、
産出(生産量、生産額、売上高、付加価値など)の割合が大きいほど生産性が高いということになります。
前にこのブログで、「対立が生じることは好ましい」で会議の話しをしましたが、あれは実例です。
コメントもたくさん頂戴しましたが、皆さんの会社でも相当会議に問題を抱えているようですね。
今回登場する会社の会議でも、相当、問題が見受けられます。
あなたの会社では会議の時間が予定よりもオーバーするということはありませんか?
例えば、会議が予定時刻より1時間オーバーして終了した場合、あなたならどう考えるでしょうか?
自分や他の出席者の時間単価を考えれば、その会議の時間延長によるコストを計算できます。
1時間オーバーして追加コストをかけたその会議は価値あるアウトプットを生み出したでしょうか?
その会社では、会議の予定時刻をオーバーすることはざらです。
それどころか結論が出ない、先送りになってしまうことが度々あります。
自社の業績をアップするにはどうするか?
といったテーマで結論が出ない会議を延々とやっていたらしゃれにもなりません。
業績うんぬんより、決めなければならないのは、
そんな会議はやめてしまえ!ですからね。
会議の進め方、会議に臨むその姿勢を根本から変える必要があります。
会議やミーディングにも成果が求められなければなりません。
時間を投入した結果として、どのような成果が得られたのかを追求する必要があります。
会議が多い会社があります。
こちらで、いつ電話をしても、「ただいま会議中です」ということがしょちゅうある。
ある会社では、月の時間のうち、3分の1が会議やミーティングだったというデータもあるほどです。
3分の1の比重をかけた会議ですから、相当中身の濃い議論が交わされているのだと思いますが。
あなたの会社では、生産性の視点を持った会議がなされているでしょうか?
経営資源を投入した結果として、どのような成果が得られたのか確認していますか?
時間、目に見えないものですが、
もしかしたら一番大事な資源の一つかもしれませんよね。
時間を決めてしまった方が
何をやるにしても、動きやすいと思うのですがね。
どうしても、当事者になると時間に対する意識が低くなるのでしょうか。
くりっく
こんばんは。
私もサラリーマン時代は、意味もなく呼ばれて拘束される会議が大嫌いでした。
最近の風潮としては短時間で終わらせるのが主流かと思ってましたが、先日、USENの宇野さんの本読んだところ、あの方が長時間会議を実践していることを知り、ちょっとビックリしました(笑)。
会して議せずって言う会議がありますね。
なんだか 発言がほとんど無い。
発言が無いって言うことは 解っていないか 興味が無いっていう事ですからね。
更にまずいのは 議して決せず って言うもの。
結局 誰が何をいつまでにやるのか ということが決まらない フォローも出来ません。
キャノンの御手洗会長は 会議を重要視していますね。 ベクトル合わせの場であると。
でも いつまでに結論を出すのか はっきりした メリハリのある会議なんでしょうね。
その為に 椅子を設置しない 会議って言うのもあります。
こういった形や ある人の席の前でブレストするといった形がいいのではないかと 考え始めています。
圭さん
時間は大切な資源ですが、職場で意識されていないケースも多いです。私たちのような立場の者が第三者の立場で伝えて行くべきことは多いですね。
ありがとうございます。
smoothさん
なるほど著書はまだ目を通してませんでしたが、時間の長短でなくその中でどれだけの成果や価値を生み出せるかですね。長時間の会議ということはそれに見合った価値を生み出しているのでしょう。
ありがとうございます。
acbさん
なるほど、端的な言葉でまとめていただけました。このテーマは企業でも問題であると同時に宝の山でもあるのです。この取り組みをしっかりすることで利益が出るようになりますからね。
ありがとうございます。