どんなビジネスにも、それを効率よく運営するのに欠かせない原則が6つある。
それは、注意力、勤勉、正確さ、手際のよさ、時間厳守、そして迅速さである。
(S.スマイルズ)
なんて当たり前なことを・・
そう思われたかもしれませんが、スマイルズはこうも述べています。
「ビジネスでは、ささいな事柄をどう処理するかで、
その人の立場や力量が計られてしまう。」
私たちの生活はささいなことから成り立っているのです。
「ちょっとした行動の繰り返しによって、人間の全人格は形成され、
国家の性格も決定される」
先日、国会審議に3人の大臣がそろって遅刻したことが報道されていました。
3人の大臣が遅れてくること自体、あり得ない話で呆れかえるばかりですが、
なんと大臣の1人はその時間にツイッターに書き込みをしていたというではありませんか。
内閣支持率が急落している。
不支持の理由は、「期待が持てない」「リーダーシップがない」「首相を信頼できない」
一方、支持の理由は「他に適当な人がいない」・・だなんて
この状況を反転攻勢に持ち込めない、野党の自民党もなさけないわけですが、
「この景気を何とかしてくれ」というのが国民の圧倒的な声。
事業仕分け第二弾が始まりますが、
パフォーマンスはもういい加減にして欲しいと思います。
家計では固定費の支出仕分けが進んでいるのです。
ここ連日、中小企業の経営者の経営相談を行っていますが、
残念ながら、この現場の悲鳴にも似た声は国会には届いていないようです。
支持率回復を考える前に、まず、スマイルズの6つの原則、
大臣の先生方には、頭にたたき込んでいただきたいと思います。
遅刻、いねむり、口汚いヤジ、しっかり中継されていますよ。
ツイッターに夢中になるのもほどほどにしておかないと。。。