プレゼンの極意

投稿者: | 2007年1月17日

プレゼンは仕事にはつきものです。苦手とする方もいらっしゃるかもしれません。
その境界線を決める、プレゼンの極意とは何か?



集中講座も昨日経営戦略コースが終了し、本日からマーケティングの初日です。
今日はマーケティングとは何かから始まって、マーケティングプロセスの確認、
そして午後はグループに分かれてケーススタディです。
現在、受講生の皆さんはマーケティング戦略を立案中です。

それぞれのユニットで理論を学んだ後に、グループに分かれて、ケーススタディに取り組みます。
経営戦略では自分の現実に目を向けるワークが中心でしたが、
マーケティングではケーススタディが中心、創造性を発揮してマーケティング戦略を立案します。
自然と受講生の声も弾んできます。

リーダーは持ち回りで行います。
1グループ4~5人のメンバーで構成されるので、期間中に1回はリーダーを経験することになります。
それぞれ年齢も職歴も異なるメンバー同士のディスカッションを通じて得られる体験は貴重です。
話し合いの進め方とアウトプットの提出時間を決めてしまえば、後はリーダーの手腕次第。
なかなか話しがまとまらないグループもあれば、
一人がリーダーシップを発揮して話しをどんどん進めるグループもある。
毎回感じることですが、グループワークではリーダーの性格が見事にアウトプットに反映されます。

グループでアイディアを出し合う場合、押さえておくべき急所は次の7つ。
1.質より量、とにかく紙の上にアイディアを出し切る
2.メンバーの発言は批判・批評しない
3.人の発言にどんどん便乗する
4.会話モードに入らない(話し合わない)
5.時間制限を設けて、集中してアイディアを出す
6.書き出された言葉をよくながめる
7.“ノリ”と“イキオイ”を大切にする

この中でも7番目が特に重要です。
アイディアを出し合っている最中、人は軽い興奮状態となっています。
これは、一人で机に向かって思考をめぐらせている状態とは大きく異なります。
雑談の中からもアイディアやヒラメキがどんどん降ってくるようなイメージです。
偶にその場の空気を読まないで、ノリやイキオイを止めてしまうメンバーがいますから、
リーダーはその状態をキープし、盛り上げなければなりません。

リーダーにとって、これがいい経験になります。
年齢も業界も異なるメンバーの話をよく聴いて、意見を一つの方向にまとめるのですから、
職場内でできる体験ではありません。
グループワークで一番“おいしい”のはリーダーです。
リーダーをする機会があったら進んで引き受けた方がいいでしょう。

さて、プレゼンは仕事にはつきもの。
仕事でプレゼンをしない方もプライベートで、人前で話すことは必ずあります。
プレゼンが得意な人、苦手な人。
その境界線を決める、プレゼンの極意とは何か?
ひと言でいういと、“ノリ”と“イキオイ”です。
ノリとイキオイを封じ込めたプレゼンは、見る者に言葉以上の感動を与えてくれます。
実は、勝負は前日までに決まっているのです。

プレゼンの極意」への6件のフィードバック

  1. 河上@マーケ

    こんばんは。
    河上です。
    勝負は前日に決まっている。
    確かに、そうなのでしょうね。
    真剣さがやはり伝わるのですね。
    応援クリックしました。

    返信
  2. ZAP-T

    こんばんは。
    非常に懐かしい風景です。
    正直、今の自分の考え、希望は、この講義に出会ったから。
    イキオイで日産サニーを考えましたね!
    あの教室はもう違う場なんだと、しみじみ感じています。

    返信
  3. smooth@マインドマップ的読書感想文

    大場さん、おはようございます。
    私たちもビジネス書で盛り上がっている時は
    「ノリ&イキオイ」がありましたよね(笑)。
    滅多にプレゼンすることはない自分ですが、心しておきます。
    それと、コメント頂いた本は「ideaedit」ですか?
    個人的にはめちゃオススメなんですよね(笑)。

    返信
  4. LAビジネスウォッチャーズ

    こんにちは、LAビジネスウォッチャーズのテンテンです。急所の7つ、どれもウンウンとうなずくポイントですね。「ノリとイキオイ」・・・納得です。確かに、興奮して話しているうちに以外なアイディアが出てきて盛り上がることがありますね。
    いつもためになるブログありがとうございます。
    応援クリック!

    返信
  5. 手文庫

    大場さん、こんばんは!
    > ノリとイキオイを封じ込めたプレゼンは、見る者に言葉以上の感動を与えてくれます。
    そうですよね。「掴み」も違いますものね。

    返信

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