「自立」と「自律」の違い。なぜ企業に自律するチームが必要なのか?

投稿者: | 2025年9月30日

「自立」と「自律」の違い。なぜ企業に自律するチームが必要なのか?

「自立」と「自律」の違い。なぜ企業に自律するチームが必要なのか?

先日、私の書籍を手に取っていただいたお客様から、このような質問をいただきました。

「先生はなぜ“自立するチーム”ではなく、“自律するチーム”という表現を使ったのですか?」

理念×行動=自律するチーム

理念×行動=自律するチーム

シンプルですが、とても本質的な問いだと思います。
今日はその答えをシェアします。

 

目次

1.「自立」とは何か?
2.「自律」とは何か?
3.企業に必要なのは「自律するチーム」
4.事例紹介
5.まとめ

 

 「自立」とは何か?

まず「自立」という言葉。
これは一般的に「他人に依存せず、自分の力で立つこと」を意味します。
経済的な自立、生活の自立など、私たちの日常でもよく使いますね。

外部の助けがなくても、ひとりでやっていける状態。
いわば「環境に対して自分で立つ」ことです。

 

 「自律」とは何か?

一方で「自律」とは、「自らを律する」こと。
誰かに言われて動くのではなく、自分の中の規範や理念に基づいて行動することを指します。

つまり「自立」は、外部の助けを必要とせずに立つイメージであるのに対し、
「自律」は、自分の内側に基準を持ちながら、周囲と関わりつつ主体的に行動することです。

ここが大きな違いです。

 

 企業に必要なのは「自律するチーム」

組織は「自立した個人の集まり」であれば十分、というわけではありません。
それだけでは、ときに方向性がそろわず「バラバラな個人の集まり」になってしまうことがあるからです。

本当に望ましいのは、

・共通の理念を基準にし、
・自分で考え、自分を律し、
・周囲と協力しながら成果を出す。

それが「自律するチーム」です。

このようなチームでは、メンバーが意思決定や目標設定、達成方法に責任を持ちます。
結果として組織全体の生産性が高まり、従業員のエンゲージメントやモチベーションの向上にもつながります。
また、主体性が育まれることで、アイデアの交換やコラボレーションが自然に生まれ、組織文化に創造性と革新性が加わっていきます。

事例をご紹介します。

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