「知ってる」を共有すると、チームの力は本当に強くなるのか?
共有されなかった「知っていること」
成功も失敗も、個人に留まったっままでは力にならない
「知識」だけでなく、「感情」まで共有されるとき
チームの力は、「集団知」で決まる
今日、あなたは何を分け合いますか
会議が終わったあと、
こんな光景を見たことはないでしょうか。
「さっきの件、実は前にも似たことがあって…」
「それ、去年ちょっと失敗したんですよね」
でも、その言葉は
会議の場では出てこなかった。
あとから個別に聞いて、
「それ、先に知ってたら助かったのに」と思った。
多くの現場で、これは決して珍しいことではありません。
共有されなかった「知っていること」
本人に悪気はありません。
隠しているつもりもありません。
ただ、
「今さら言うことでもないかな」
「自分の経験だし」
「聞かれていないし」
そんな小さな遠慮や判断で、
“知っていること”は個人の中にあって、やがて忘れられていきます。
その結果、
チームは同じところでつまずき、
同じような遠回りを繰り返す。
誰かの中に答えがあったのに、
それが共有されなかっただけ。
そんな場面は、驚くほど多いのです。
成功も失敗も、個人に留まったっままでは力にならない
あるチームで、
新人がある工夫をして成果を出しました。
本人は「たまたまです」と言いました。
周囲も深くは掘り下げませんでした。
結果、その工夫は再現されず、
「その人だからできたこと」として終わった。
一方で、
別のチームでは、失敗談が共有されました。
「ここで判断を誤った」
「あのとき、正直迷っていた」
結果として、
次に同じ場面が来たとき、
周囲は同じ失敗をせずに済んだ。
違いは、能力ではありません。
共有されたかどうか、それだけです。
「知識」だけでなく、「感情」まで共有されるとき
共有というと、
ノウハウや手順を思い浮かべがちです。
でも、本当に力になるのは、
そのとき何を感じ、
どこで迷い、
なぜそう判断したのか、という部分です。
成功体験は、
再現できて初めて価値になる。
失敗体験は、
誰かの判断を助けて初めて意味を持つ。
感情まで含めて共有されると、そこに共感が生まれます。
共感は、
「やってみよう」という勇気を生み、
チームの想像力を広げます。
チームの力は、「集団知」で決まる
チームが強くなるかどうかは、
個々の能力の高さだけでは決まりません。
どれだけ
「知っていることが場に出ているか」。
どれだけ
「経験が共有されているか」。
その積み重ねが、
チームの判断力と行動力を底上げします。
特別な制度がなくてもいい。
大きな仕組みを入れなくてもいい。
まずは、
知っていることを、分け合う。
それだけで、
チームは確実に強くなっていきます。
今日、あなたは何を分け合いますか
今日の仕事の中で、
「これは自分だけが知っているな」と思うことはありませんか。
それは、
未来のチームにとってのヒントかもしれません。
知識と感情を、少しだけ場に出す。
それだけで、
チームの景色は変わり始めます。
今日、あなたは何を分け合いますか。
その一つが、
これからのチームを形づくっていきます。
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