社員のやる気を引き出し、組織を活性化する仕組み
「人事評価制度策定プログラム」
■人事評価制度で成果をあげるポイント
公平感があり、納得性が高い人事評価制度とは、企業が社員に求める期待像に沿って成果を上げた社員を評価し、処遇に反映するものです。
もし、あなたの会社の人事制度が10年前と全く変わっていないとしたら・・・
10年前と現在では、企業環境も会社の戦略や課題もずいぶん異なっているはずです。社員に求める期待像と人事制度をリンクさせることが、人事制度で成果を上げる最大のポイントといえます。
■企業環境に適応する人事制度のしくみ
これからの企業経営は、第一に、企業環境に適応し、企業間競争に勝ち抜くための経営革新をハイスピードに展開すること。第二に、企業で働く社員のやる気を引き出し、能力を高め、戦力化すること。つまり、組織・人材が活性化している状態を作ること。そのためには、次の条件を満たす必要があります。
①全社員の責任、役割を明確化する
ライン、スタッフ、男性、女性といったそれぞれの層、それぞれの職種において役割を明確化する。その役割も現状のままの業務遂行に甘んじるものでなく、毎期レベルアップしていくことを目指します。
②社員のプロ化を徹底して図る
自分が担当する分野について、常に最新情報を入手し、自ら考え行動する人材のことをここではプロという。全社目標からブレークダウンされた目標を責任をもって遂行し実現する社員のことです。
社員のプロ化を図る手段が「人事評価制度」
社員の動機づけを図り、生き生きと働ける条件を整えながら、事業の発展を支える仕組みを作り上げます。人事制度は、仕事の「成果」とそこに至る「プロセス」を重視します。
企業が存続・発展していくために必要な「仕事・役割」と、獲得された「成果」に基づいて評価し、処遇に反映します。
■構築すべき人事処遇制度の在り方
賃金制度、昇進・昇格制度、教育制度は、人事評価制度を中心に機能する
①賃金制度・・公平な評価の基で昇給、賞与を決定する
②昇進昇格制度・・公平な評価の基で等級、役職を決定する
③教育制度・・その人の能力と目標に合わせた教育研修を実施する
すなわち、人事評価制度がしっかりしていないと、他の人事諸制度や教育制度の根本がぐらつくことを意味します。
■人事評価制度策定のステップ
策定にあたっては、次のステップを踏んで進めて参ります。
ステップ1 現状分析 新制度の策定で最も重要なことは、基本理念、経営方針(戦略)にマッチした人材をつくること。経営方針の実現を第一とし、合わせて現状の諸問題を解決することが必要不可欠です。①自社の経営方針(戦略)を確認する ②自社の経営課題を確認する ③人事制度の現状を確認する 現行の人事制度の現状を3つの視点から把握し、解決すべき方向性を明確化します。 ![]() |
ステップ2 新人事制度策定指針の検討 ステップ1を踏まえて、新制度の骨子をまとめます。①人事制度改革の方向性 ②人事制度の基本コンセプト ③人事制度策定実施プラン このステップは、経営陣及び人事担当者により実施し、経営陣の意思統一を図った後、 ④社内アナウンスの実施 ⑤人事制度策定プロジェクトチームの編成を行います。全員を巻き込んで実施することにより、納得性、公平感のある制度づくりとすることができます。 ![]() |
ステップ3 新人事制度の詳細設計 以下の手順で検討を進めます。①職務調査(仕事しらべ) ②職種の分類 ③重要業務の検討(期待像をつくる) ④評価制度の設定と定義づけ ⑤評価要素のウェイトづけ ⑥評価基準の設定と評価シートの作成 ⑦評価運用ルールの作成 ⑧運用マニュアルの作成■適切な評価とは?①成果やプロセスが正しく測定される 目標遂行過程で、達成(未達)していると何で知るのか、遂行後に、達成(未達)したと何を根拠にいうのか。 ・設定される目標が適切であること ・評価時点で目標に対する実績が上司に正しく掌握されていること②評価基準が具体的かつ明確に示されている 評価における最大の問題は、表現が一般的・抽象的なことである。定量目標は明確に基準設定できるが、定性目標の場合には曖昧さが増してしまう。 ・目標事項に対する達成水準に対して、徹底して数値化を図ること ・数値化が困難な目標事項については、特定化を図ること ![]() |
ステップ4 制度の導入計画の作成と導入準備 人事制度を社内に導入し定着させるためには、細心の注意と周到な準備が必要です。この準備を怠ると、折角完成した人事制度が誤解を生み、社員の動機づけにならないからです。したがって、人事賃金制度がスムーズに社員に受け入れられるように、 5つの導入ステップに沿って導入計画を作成し導入の準備を行います。①管理者説明会の実施 ②評価者訓練の実施 ③社員説明会の実施 ④試験的運用 ⑤メンテナンスの実施 ![]() |
ステップ5 新人事制度の定着とメンテナンス 試験的運用段階や本格的導入後に、その過程で出てきた問題点について微修正を行う。毎年毎年、企業環境の変化にともなって経営課題が変化し、それに伴って各職種別に期待されることも変化します。評価要素やウエイトは、期待像の変化に伴って毎年見直す必要があります。 |
■本プログラムの構成
本プログラムは、8つのフェーズにわかれています。その主な概要は以下の通りです。
フェーズ1 人事評価制度の必要性と概要 |
フェーズ2 職種の分類 |
フェーズ3 重要業務の検討 |
フェーズ4 評価要素の設定と定義づけ |
フェーズ5 評価要素のウエイト付け |
フェーズ6 評価基準の設定と評価シートの作成 |
フェーズ7 人事評価制度運用マニュアルの作成 |
フェーズ8 導入計画の必要性と導入ステップ |
■本プログラムの進め方
1.お問い合わせ(無料) 下記のWEBフォームからご連絡ください。こちらから電話にてお問い合わせの内容を確認し、事前打ち合わせの日程について調整をします。 ![]() |
2.事前打ち合わせ ご相談の内容や会社の概要、ご予算等について確認し、実施手順についてご説明いたします。 ![]() |
3.ご提案 事前打ち合わせに基づいて支援内容についてご提案します。 ご提案する内容は、実施目的、内容、実施手順、実施期間、報酬等になります。 ![]() |
4.業務開始 提案内容をご確認いただき、ゴールイメージを共有した上で、業務を開始します。 ![]() START |