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まかせ上手の本当の意味

何でもやろうとして、結局何もできない人がいます。
何でも抱え込んでしまう理由のひとつに、仕事をまかせることができない、ということがある。
部下にまかせることが下手で、仕事を抱え込んでいる上司を見ることがあります。



まかせるということは人を信頼することでもあります。
その人を信頼していなかったら、仕事をまかせることなんてできないでしょう。
一方で、仕事をまかせられた部下は信頼に応えようと努力します。それが成長になります。
でも成長するのは部下だけではないのです。

仕事を抱え込んでいる上司は、部下に仕事をまかせる前に、
自分の仕事の優先順位(劣後順位)を決めなければなりません。
これは昨日のブログに書きました。

まず、仕事を分類してみる必要があるでしょう。大きく次の3つがあります。
①どうしても自分がやらなければならない仕事
②自分がやったほうがうまくいくと思われる仕事
③自分がやってもやらなくてもいい仕事

①、②、③の中で、③の仕事から部下にまかせてみる。
そして、それが十分にこなせるようになったら、次は②の仕事をまかせる。
次に①を・・
これはまかせられませんね。
「どうしても自分がやらなければならない仕事」までまかせられるようでは
その人は会社にとって存在意義がなくなります。笑)

それから、
まかせるためには、しっかり仕事を教えなければなりません。
昔は、仕事は盗んで覚えろでしたが、今はしっかり教えてからまかせる。
まかせることが部下育成です。

まかせることによって成長するのは部下だけではありません。
上司も成長するのです。
ある意味、何でも自分でやった方がラクといえばラク。
でもそれだと、部下も育たないどころか、自分も成長することができないのです。

部下が育たないと嘆いている上司はいませんか?
育っていないのはなぜ?
部下にしっかり教えてあるから、上司も安心してまかせられる。
そして部下も育つ。
まかせられないで仕事を抱え込んでいる上司は、これまで部下育成をしてこなかった
ということになりますね。

これからは、
人財が会社の競争力になる時代です。
会社でも早めに手をうっておかないと、ライバルにおいていかれますよ。

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コメント

  1. しっかり分類していくことが大事ですね^^
    何もかもまかせっきりにならないようにですね^^;ぽちっ

  2. こんばんは。
    今後の日本では、人財が会社の競争力になるかと私も思います。
    経営資源の一番は「人」ですね。
    応援ぽちっと。

  3. こんばんはP太郎です!
    まさしくその通りだと思います!
    自分の代わりが出来る人がいないと
    おちおち休むことも出来ません(汗)
    もちろん会社にとってもそっちの方が助かるわけで・・・
    任せることが大切ですね!
    応援!!

  4. 任せていても、進捗のチェックを定期的に行うということも
    大切ですよね。

  5. 多分、任せられない人は
    仕事の段取りから終わりまで全てを
    自分でやった事が無いのでしょうね。
    未知の世界だから、任せられない。
    やった事ないから的確なアドバイスができない。
    あと、嫌な部分からずっと逃げてきた人は
    結構任せるのが苦手だったりしますよね。
    くりっく

  6. 悪循環になりますよね~。
    できなくても、少しずつやって欲しいですよね~。

  7.  任せられない前に 部下と上司の関係もあるのかな?
    そこで会話が詰まってしまっている そんな風景に出くわします。
    あるとき「これを○○さんに確認して」と その人がフォローする事になっていた案件の確認を支持したのですが・・・
    言い難いんでしょうかね なかなか 声を掛けれません。
    脇で見ていて「早く頼んで!」と何回言った事でしょうか?
    指示してみれば「解りました」となるんですが・・・
     これは極端な例ですが
    自分がやったほうが早いって考えている人の中に 頼む行為 それ自体こそが苦痛
    そんなケースもありました。
     でも すぐ脇で 「言うだけジャン」って いつまでも粘りますからね。
    そっちの方が苦痛なら 頼む事ができるようになるかもしれませんね。
    中小企業は基本的には今の人に働いてもらわなくちゃなりません。
    いくつになっても 自分を変えることはできる そう考えて そのやり方をトライしています。
    面白い方法があったら 教えてくださいね。

  8. 笑顔整体の院長さん
    まかせるためにはしっかり教えることが大切ですね。
    ありがとうございます。

  9. 藤間IMさん
    私と同意見ですね。でも急に人財が会社の競争力になるということはありませんから、日常からそのような取り組みや仕組みがあるかが大切ですね。ありがとうございます。

  10. P太郎さん
    その通りですね。自分の代わりが出来る人がいないと
    休養もとれませんからね。ありがとうございます。

  11. 1分で成功者に学ぼう!(今別府)さん
    そうなんですよ。後で「言った、言わない」「聞いた、聞いてない」にならないように追跡をしなければなりませんね。
    ありがとうございます。

  12. ズバリですね。仕事の段取りから終わりまでやったことがないとイメージできませんね。それから目の前の課題から逃げてきた人は任せるのが苦手ですね。問題が発生した時それをシグナルと捉えて正面から取り組む人と成長のスピードが違ってきますね。ありがとうございます。

  13. 齊藤 正明さん
    まかせることが苦手なのは、部下も育たないどころか、自分も成長することができないのです。
    ありがとうございます。

  14. acbさん
    貴重な体験談大変参考になりました。
    >任せられない前に 部下と上司の関係もあるのかな?
    ズバリです。このケースではそこがポイントでした。例えば自分の部下でも上司より年齢が上で経験も豊富なケースがあります。遠慮がある。しかし今回の記事にも出て来た両者にとっての「成長」というキーワードが共有されていれば話しは別です。
    それから中小企業は今いる人財をベースにこの点も同意見です。そのためには人財を採用する時点からはじまっています。これからは採用も重要な戦略になりますね。
    ありがとうございます。

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