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365日長時間労働の話(前編)

365日休み無しで長時間労働しているお店があります
これはいま流行りの“ビジネスを自動化”している会社の話しではありません。
365日休みなく夫婦で喫茶店を経営しているお店の話しです。


喫茶店で思い出されるのが、スターバックス、タリーズ、ドトール、プロントなど、大型チェーン。
どの店も一杯200円程度のお金でおいしい本格的珈琲を楽しむことができます。
数年前のカフェブームで急激な出店ラッシュが続き、どの街でもいずれかの喫茶店の看板が目に入ります。
しかし、ここ数年はその大手も業績が横ばいもしくは低迷しているようです。市販の経営指標をみると中小喫茶店はさらに厳しい状況にあります。
今回診断したこの喫茶店は20数年前に開業。
当時は市内に数十の喫茶店があったそうですが、今ではこのお店を含めわずか2~3店となりました。
つまり、このお店は数多いライバルの中で勝ち残って来た訳ですが、ここ数年は苦戦が続いているのです。
そこでこの経営者は、何とか売上を確保するために年中無休体制を取りました。
365日休みなしで長時間労働するのです。
経営者は毎日お店に出ています。こうなると肉体的にも精神的にも大変です。
お店で経営者とお会いしました。
店内に一歩足を踏み入れると、そこにはアメリカングラフィティの世界が広がっています。
オールディーズのジュークボックスやレトロな雰囲気漂うコカコーラの自販機、アメリカのフィギュアなどのアイテムの数々。
私はテーブルに着くと、経営者に質問をしました。
「このお店の一番のおすすめは何ですか?」
経営者は「梅しそ風味スパゲッティセット、田舎風ピラフセットです。特に和風ピラフがおすすめです。
(私:お店はアメリカ調なのに、和風ピラフがおすすめ?)
続いて質問をしました。「このお店はどのような客層を狙っているのですか?」
経営者は「昼は主婦やサラリーマン、夕方は学生・・」
要するに和風ピラフが得意なお店が、古きよきアメリカのコンセプトで、主婦やサラリーマン、学生などいろいろな客を相手に商売している・・
ヒアリングはこの後も続きましたが、経営者は私の質問を通じて、
自分のお店が20年前と全く変わっていないビジネスを行っていることに気づきました。
これをお読みの方は、「何でそんなことに気づかないんだ」と思うかもしれませんが、
これは笑いごとではありません。
こういうケースはこの店(会社)以外にもたくさんあるのです。
過去の経験や業界の常識が足かせになって、
これまでの延長線上で思考してしまうことが実に多くある
のです。
時代は変化しており、20数年前とは状況が一変しています。
20年前は、
「水を店頭で売る」ことや「空気にお金を出す」ことは手塚治虫の漫画(?)にはありましたが、
そんな時代が近い将来に到来するとは誰も考えなかったでしょうし、
ましてや学生時代の喫茶店の時代は、今のスターバックスやドトールのような業態を出店しようとする発想は考えもつかなかったでしょう。
企業は、環境適応業でなければ、存続・発展していくことが難しい時代になった。
それでは、こういったお店(企業)は何からはじめの一歩を踏み出せばいいのでしょうか?

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