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原則に立ち帰ってみよう

今回の震災によるわが国経済へのインパクトはとても大きく、
企業においても先を見通すことが難しい状態になってしまいました。
「今、何から手をつければいいのだろう?」
迷われている経営者の方も少なくないと思いますが、
そんな時ほど、原則に立ち帰ってみよう、そう私は考えています。
ドラッカーの言葉です。


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成果をあげるために身につけておくべき習慣的な能力
1.何に自分の時間がとられているかを知ることである。残されたわずかな時間を体系的に管理することである。
2.外の世界に対する貢献に焦点を合わせることである。仕事ではなく成果に精力を向けることである。「期待されている成果は何か」からスタートすることである。
3.強みを基盤にすることである。自らの強み、上司、同僚、部下の強みの上に築くことである。それぞれの状況下における強みを中心に据えなければならない。弱みを基盤にしてはならない。すなわちできないことからスタートしてはならない。
4.優れた仕事が際だった成果をあげる領域に力を集中することである。優先順位を決めそれを守るよう自らを強制することである。最初に行うべきことを行うことである。2番手に回したことはまったく行ってはならない。さもなければ何事もなすことはできない。
5.成果をあげるよう意志決定を行うことである。決定とは、つまるところ手順の問題である。そして成果をあげる決定は、合意ではなく異なる見解に基づいて行わなければならない。もちろん数多くの決定を行うことは間違いである。必要なものは、ごくわずかの基本的な意志決定である。あれこれの先述ではなく1つの正しい戦略である。

(P.F.ドラッカー『経営者の条件』)

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金融と雇用の手当がすんで、
企業が再建に向けて走り始める前に、この5項目に照らして考えてみます。
修正すべき事項はなかったでしょうか?
習慣とは、日常的に繰り返される行いのことであり、
その行いには何らかのアウトプットが生じます。
世の中が大きく変化するような事態に直面した今、
容易いことではありませんが、目の前の環境をピンチととらえることでなく
これから新しい社会が始まるチャンスととらえ直す。
それは一人ひとりの一つの習慣から始まります。

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