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やるべきことをやるだけだ!

新聞の内舘牧子さんのコラムで、水泳の北島浩介選手のことが紹介してありました。
最近、若い選手が口にする「楽しむ」という表現に違和感を持っていましたが、
北島選手の場合、私が持つこの考えがまったく当てはまらないことがわかりました。



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本番で緊張しすぎたり、プレッシャーで何もできなかったり、
そういう人はその前段階に問題があるのではないか。
僕の場合、前段階はトレーニングです。
妥協を許さずにやっておくことで適度な緊張で試合を楽しめ、
好結果につながる。
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これを読んで、なるほどと思いましたね。
最近、オリンピックなどの世界大会の場で、
若い選手が口にする「楽しみます」というコメントを聞くことが多くなりました。
先だっての冬季オリンピックでも、
若手日本人選手の「ビックマウス」ぶりが話題になりましたね。

この「楽しむ」という表現に違和感を持っていました。
ビックマウスも自分を鼓舞する意味では有効なのでしょうが、
冬季五輪で、あそこまでパフォーマンスをして、その後の結果はいかがなものかと。

世界のトップレベルのアスリートと競い合う訳ですから、
「楽しんでなどいたら世界の強豪に勝つ事なんてできないだろう」と思っていました。

しかし、北島選手の場合、この考えがまったく当てはまらないことがわかりました。
本番前に、妥協を許さないほど、徹底的に自分自身を鍛える。
だからこそ、最高の舞台で、トップレベルのパフォーマンスが発揮できるのだと。

前段階のレーニングで、妥協を許さずに準備しておくことで、
適度な緊張感のもとに試合を楽しむことができ、そして好結果につながる
のですね。
アテネ五輪男子競泳平泳ぎで2冠の影には、ライバルがマネできないほどの
周到な準備をしてきたのでしょう。

最近の競泳日本選手権で、4位惨敗などと言われていますが、
勝負の世界には山あり谷ありですから、
マスコミのプレッシャーに押しつぶされずに頑張ってほしいですね。

その後のコメントにあった
「この悔しい気持ちを忘れてはいけない。
ここで負けた分、五輪で返せるように練習していきたい」。
これからも北島選手を応援したいと思います。

これは、ビジネスも一緒ですね。

自分が目指す目標に向けて、
ゴール(成果)を鮮明にすることによって、
その成果を獲得するために何をすればよいのか、
どのような準備をすればよいのかが明らかになります。

後は、自分を客観的に見てやるべきことをやるだけです。
他人は関係ありません。
あとは自分の力をどれだけ出せるかです。

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コメント

  1. 思い通りの成功を残せるかどうかは
    準備が全てですよね。
    いつも話しの持って行き方がとても分かりやすいですね。
    くりっく

    • 釜石由仁
    • 2006年 4月 26日

    お久しぶりです。
    ブログの意見に同感です。
    やはり、準備にどれだけの労力をかけたかで決まるのではないでしょうか。
    そう思いながら、やれないことばかりですが・・・。
    それでは、また。

  2. こんばんは。
    最近「プロ脳」という本で北島選手についても読みました。
    内容は北島選手の部分は「宣言効果」(というらしいです)についてだけだったので、今回のお話とは関係ないのですが、「宣言」するにしてもそれだけのことをやってないとできませんからね。

  3. 圭さん
    お褒めの言葉ありがとうございます。
    華やかな世界ばかり目立ってしまいますが、準備にかけるそれぞれのアスリートの想いあってこそですね。

  4. 釜石さん
    いつも応援ありがとうございます。
    これからも頑張ります!

  5. smoothさん
    プロ脳ですか、なんだかタイトルを聞くだけで読みたくなってきますね。
    ありがとうございます。

  6. >「プロ脳」
    記事の下書きはできてるんですが、プライオリティが高い(?)
    本がドカドカ出てきて、そちらを先に紹介しているような
    次第です。
    今しばらくお待ちくださいませ(汗)。

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