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達成意欲の若さ

人は年によって老いるのではない。65歳でも35歳の者より若いことがある。

また、人はみな同じように老いるのではない。

エネルギッシュに働くことはできなくとも、

判断力に狂いがなく20年前よりも優れた意思決定を行う人がいる。

 

(P.F.ドラッカー)

 

改正高齢法により高年齢者雇用確保措置が義務化されて3年と6ヶ月になろうとしています。

事業主は、65歳までの雇用を確保するために、

①定年の引き上げ、②継続雇用制度の導入、③定年の定めの廃止のいずれかを講じなければなりません。

現在は、職場に該当する年齢の方が勤務していない会社でも10年もすれば様相が一変しているでしょう。

 

私たちが日常生活で使っている筋肉。

筋肉は使わないと機能が低下していく。

これを廃用萎縮といいます。

筋肉と同様に使わないことによる低下が指摘されているのは知能。

 

冒頭の言葉にあるように、企業の職場を見渡してみれば、年輩の方でも元気な方は数多くいらっしゃる。

若い頃から頭脳労働をしてきた方は、板書しながらそらで暗算して答えをその場で書いていかれるし、

同様に肉体労働をしてきた方は現在も鋼のような筋肉を持っています。

 

年齢とともに、就職の機会は、針の穴のように細くなるといいます。

市場ニーズに合致する専門スキルを持っていて、

働きたいという欲求が高い方を年齢の高低だけで判断するのはいかがなものかと思います。

 

年齢の高低で判断されるものではなく、「使っているかどうか」で判断されるべきではないでしょうか。

年齢で判断せざるを得ないのは、

企業としても判断の尺度を持ち合わせていないからでしょう。

 

「達成意欲の若さ」で測られるべきものではないでしょうか?

人は年齢によって発揮する持ち味が変わっていくという前提に立てば、

能力、スキル、経験の多様性を尊重し、それぞれの持ち味を引き出せる職場を目指したいものです。

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