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のぼり旗のメッセージ

今日は、経営者を対象としたセミナーの講師として栗原市に来ています。

今回のセミナーは他の会場にも比べて女性の受講者が多いです。

休憩時間もノート片手に質問をされるご婦人もいらっしゃいます。

 

岩手・宮城内陸地震から5ヶ月が過ぎました。

栗駒山系を一望できる展望レストランからも震災で地形がかわった場所が見えます。

山の木々が抜け落ちて地肌がみえる場所もあり地震による爪痕が残っています。

駅の待合室に貼られた地図からは、まだ通行止めが解除されていない道路があることが確認されます。

セミナーの主催者の方からうかがった話しによると、

地震後に温泉が出なくなって廃業に追い込まれた旅館もあるそうです。

以前ならゆったり秘湯に浸かり、日常の喧噪から離れられることが山間の温泉宿の売りであった訳ですが、

繰り返し放送された山間の温泉宿が土石流で押し流される映像は消費者の脳裏に刻み込まれました。

このイメージは地方の温泉宿へも影響を及ぼしているようにも見受けられます。

宿泊キャンセルや宿泊予約が少ない状態が続いているところもあります。

そこにきて、サブプライムに端を発する世界的な経済危機、原油の高騰、物価上昇、景気の悪化・・

経営者の声にならない悲鳴とため息が聞こえてくるようです。

圧倒的な自然の力の前では人間はなすすべもありません。

復興を目指す時に、厳しい経営環境が続いていますが、そうである時ほど、

「自分がコントロールできることに焦点を絞り、自分で決められることから出発する。」

と考えることが大切なのだと思います。

「がんばろう栗原」

街のあちこちで見かける「緑色ののぼり旗」のメッセージもそう言っているように見えます。

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コメント

  1. 自然の力の前では、
    人間はちっぽけなものですね。
    そういう状況になって
    改めて感じることも多いですよね。
    応援くりっく!ぽちっ

  2. こんばんは。
    温泉が出なくなってしまったのですか。
    残念です。
    「自分がコントロールできることに焦点を絞り、自分で決められることから出発する。」
    中小企業の経営も同じですね。

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