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テレマの実際

テレフォン・マーケティングというと、突然電話がかかってきて、一方的に売り込みをかけてくることをイメージされる方も多いのではないでしょうか?
でもこんなテレマをすると、近所でも評判の行列ができてしまう会社になってしまいます。


突然電話がかかってきて、一方的に売り込みをかけてこられたら誰でも不快になってしまいます。
実は、私もあるところに資料請求をしたら、しつこく数ヶ月間、電話がかかってきて、閉口したことがあります。
その会社に資料請求すると、私と同じような経験をする方も多いようです。
こんな方法をテレマと思ったら大間違いです。
今日は、正しいテレマの事例をひとつだけ紹介しましょう。
前に、私の子供が風邪をこじらせてしまった時の話しです。
その当時、私は引越をしたばかりだったので、どの病院に連れて行ったらいいか、どの小児科がいいのか皆目検討がつきませんでした。
そうしたら、たまたま、友人から評判の良い小児科が近所にあるらしいという情報を聞いて、
早速、その病院に行ってみることにしました。
診察をしてもらうと、ちょっと風邪をこじらせてしまったようです。
点滴をして、薬をもらって家に帰ってきました。
翌日になると、薬が効いたのか、子供はすっかり元気に。
すると、一本の電話が鳴ったので出てみると前日の病院からです。
担当だった看護婦さんが
「○○ちゃんは、その後具合はいかがですか?」
と尋ねてきました。
この対応に私は感心してしまいました。
この病院で患者に実施したこと。それは、
治療の後、患者に電話する
ということです。
難しいことは言っていません。
ここで、看護婦さんは、流暢に話しをしたり、セールストークを駆使しているわけではありません。言ってみれば、
プロとして当たり前のことをやっているだけです。
しかし、その当たり前のことをやると、この病院のように、行列ができる評判の病院になります。
電話をして
「具合はどうですか?」
「治療の効果はいかがでしたか?」
と尋ねる。
このような対応をしてくれる相手に不快感を持つ人はいませんよね。
むしろ、この病院に好意を感じて、何かの機会に友達にこの病院の話しをするのではないでしょうか?
口コミは広がっていきます。
これをこの病院では当たり前に実践しています。
最近、子供専門の病院が増えてきていますが、こういう対応をしてきた病院は私の知りうる限りここしかありません。
これは、病院だけでなく、どの業界でも活用することができます。
決して、嫌がられることなく、好意を持って受け取られることでしょう。
それから、表面的な部分だけでなく、構造の部分を使うと、いろいろなバリエーションがあることに気づくでしょう。
テレマをやるためには、流暢に話しをしたり、セールストークを覚える必要はありません。また、相手を説得する必要もありません。言ってみれば、
プロとして当たり前のことをやっているだけです。
これについては、ニュースレターVOL2や、ニュースレターVOL5で、詳しく解説していますので、口コミマーケティングやセールスについて興味のある方には参考になると思います。
参考にしていただけたら幸いです。

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コメント

  1. 初めまして、私はトイレットペーパー販売ブログ「トイレットのHanako」のHanako営業と申します。
    この病院のお話はすごい参考になります。
    通常では何気ないセリフなのですが、病院の看護婦さんに言われるとまた利用したくなってしまいますよね^^
    このような日常会話的コミュニケーションが、今後のビジネスシーンでは必要になってくるのでは?と思っております。
    事後報告になりますが、本日TB&コメント、記事紹介・リンクをさせていただきました。
    不適切である場合には、お手数ですが削除、およびご連絡をくださいませ。迅速に対処いたします。
    では、今後もよろしくお願いいたします。

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