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大切な戦友の話

先日、古くからの戦友と久々に飲みました。
年齢は私よりずっと上ですが、同じ釜の飯を食った仲です。



私の友人は年齢の幅がとても広い。
20代から60代までの年代に友人がいます。
先日飲んだ友人は60代、一人は経営者。もう一人は大学院に通う学生さんです。

中小企業診断士の資格取得に向けて、自主勉強会で同じ釜の飯を食った仲間です。
他県に転勤になっている50代の仲間も揃うと、40代の私を入れて合計4人のメンバー。
温泉に泊まりにいったり、飲み会をしたりと、ここでは書けないような話しで大いに盛り上がります。

当初は、皆が診断士の資格取得後にコンサルタントを目指していましたが、
今はそれぞれが異なる分野で仕事をしています。
会えば、いつも話しに出る試験直前の自炊による温泉合宿の苦しい体験と楽しい体験。
毎週、日曜日にはメンバーの自宅で朝から夕方までインプットとアウトプットの繰り返し。
この体験の共有があるからこそ、久しぶりに会ってもすぐに深い話しができるのです。

最近、今年試験を受験した人から信じがたい話を聞きました。
診断士の1次試験で、鉛筆をコロがして試験に合格した人がいたそうです。

でも、不可能な話しではありません。
数年間に試験制度が改正されて、1次試験は記述式からマークシート方式に変わったからです。

(試験制度の概要はこちら

でも、目的と手段は取り違えたくないものです。
そんなものはラッキーでも何でもない。

鉛筆転がしで合格して喜んでいる人は、合格することが目的になっているのでしょうね。
当然ながら、目的はもっと先にあります。
この試験にチャレンジすることは、あくまで目的に近づくための手段のひとつ。

1次試験には有効期限があります。
3年内に、2次試験に合格しないと振り出しに戻ってしまうのです。
もう一度1次試験から再チャレンジしなければなりません。
2次試験は、記述式による紙上コンサルティングですから、
鉛筆を転がして合格した人は、きっと苦労するでしょう。
2次試験に合格しても実際に企業の診断をする実習試験がある。

資格取得後も5年ごとに更新があります。
一定の基準を満たさないと、苦労してとった資格が剥奪されてしまうのです。
これはプロコンではない企業内診断士にとってはツライでしょうね。

それに資格を持っているからといって将来の飯の種が保証されるものではありません。
まあ、これはどんな士業でもそうだと思いますが。

じゃあ、何の意味があるの?
そう思われる方もいるかもしれませんが、
この資格にチャレンジする意味は、プロセスにあるのだと私は思います。

資格取得までにどんな時間の過ごし方をしてきたのか。

この内容如何によっては、資格取得後に役に立つ人もいれば、まったく役に立たない人もいるでしょう。
先日の飲み会で、それぞれ違う分野で仕事をしている“戦友”たちが言ってました。
この勉強が、いま、公私共にとても役に立っていると。
私はそんな資格だと思います。

このメンバーで年末に温泉に泊まりにいきます。
県外に転勤しているメンバーも合流する予定。
この友人たちとのつきあいはこれからも続いていきます。

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コメント

  1. 素敵な仲間との付き合いですねぇ^^
    こういう仲間大事にしていきたいものですね。
    それにしても鉛筆ころがして
    合格ってすごいですよねぇ。
    なきにしもあらずですが、
    実際にそうなるとですねぇ^^;ぽちっ

  2. その場はラッキーでしのげても、本来の目的に沿っていなければ意味ないですものね。

  3. 鉛筆を転がして合格しても、すぐにメッキがはがれて、淘汰されるんでしょうね。
    サムライ業は実力の世界ですからね。

    • ricca
    • 2006年 9月 24日

    いいお仲間ですね~。
    同じ時に同じ苦労した仲間・・・これからもずっといい戦友なのでしょうね!うらやましいです。
    私もそういう仲間見つけられるように頑張らなくては!
    合格までの過程をどう練っていくか、今は少し楽しんでやっていこうと思います。
    いつもありがとうございます。元気いただきました。

  4. 大場さん、おはようございます。
    中小企業診断士のシステムがそうなっているとは、
    全く知りませんでした(汗)。
    私自身は、試験勉強は「頭をフル回転させた」という意味では
    大変価値のあるものでしたが、試験問題自体は正直アレでしたねー(汗)。
    しかし温泉合宿とは楽しそう(?)な(笑)。

  5. おはようございます。
    プロセスが大事ですよね。そこを見ない人が企業には多いので、残念です。でも、たくさんの戦友がいることは、何事にも変えがたい財産ですね。うらやましい。。。

  6. 友人の幅は、その人の歩んできたステージの結果だと思います。
    多彩な友人はうらやましいですね。

  7. 大場さん、おはようございます。
    「右脳チックな出来事」については、近いうちに本とあわせてご紹介します。
    でも、まだまだ大場さんの領域までは・・・(汗)。

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