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ホワイトスペースに飯の種を見る

スピードの速い時代にあっては、現状維持は後退を意味します。
現状にとどまっていることは、現状維持ではなく後退なのです。



時代の波にのって、環境適応業になるためには「過去を否定し、
業界の常識を疑う姿勢をもつ」ことが出発点です。

もっとほかにうまいやり方はないか、良い方法があるはずだと、
常に現状の活動や仕事の進め方に疑問を投げかける姿勢を持つことが必要。
この話しについては、最近の記事でご紹介しました。

しかし、一方で人間は、経験の生き物。変化よりも安定を求めます。
今まで通りの慣れ親しんだ仕事や習慣になった仕事に、どうしてもこだわってしまいますから、
過去をゼロベースで見直すことはなかなか難しいでしょう。

そこで、何から始めればいいのか? 
毎年、自社の事業分野を再定義すること
ひと言でいうと、自分の会社のポジショニングを見直すのです。

毎年、事業を再定義しないと、
周りの会社やお店と同じような、変わり映えしない店になってしまいます。
もし、あなたの会社の事業分野が、将来性のある顧客を対象とした事業分野に設定されていなければ、
どんなに長時間労働しても、その努力は報われません。

だから、毎年事業分野を見直さなければならないのです。
見直すためのポイントは、誰に、何を、どのように提供する会社になるのか、これを洗い出します。
この3要素を事業ドメインといいます。

ドメインとは(Domain)、企業が事業を行う領域という意味で、
どの事業分野で事業を行うか決めることです。
これには現在の事業分野に加えて、まだ事業化されていない潜在的な事業分野も含まれます。
実際には、これら3要素を組み合わせて、既存事業分野と新規事業分野を探索していきます。

事業を再定義する作業を通じて、
新しい事業分野と今までの事業分野の間に「ホワイトスペース」が生まれていることに気づくでしょう。
ここに新しい飯の種を探すことができます。

成長する余地のない事業分野に属していては、どんなに真面目に働いてもその努力は報われません。
下りのエスカレーターに乗っかったまま、上の階に向かって全力疾走するようなものです。

実際、多くの中小企業が、事業分野を再定義することで成長するきっかけをつかんでいます。
あなたの会社の事業分野を点検してみましょう。
成長分野に属しているでしょうか?
ホワイトスペースには、飯の種が存在しています。

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コメント

  1.  人工3万のこの街で 毎年 ドメインをテーマに研究会を開いています。
    昨年から参加していますが 再定義できた会社の足腰は強くなった様子
    ある運送業の方は ドメインを 物流行と再定義したことで 倉庫の有効活用などに進出しています。
    ずいぶん前の記事ですが
    http://plaza.rakuten.co.jp/sennjyou3033/diary/200511190000/

  2. 成長分野という考え方、重要ですよね。
    今、商品企画の指示があって、うなっていますが、結局はここに入るよう発想するかが大きな違いのようです。
    応援!

  3. 大場さん、こんばんは。
    ウチの事務所も再定義しないといけませんねー(汗)。
    少なくとも私が来てから、ほとんど変わってません(汗)。
    昨年あたりから、私が「裏」(笑)の活動にいそしんでいる位で(笑)。

  4. 事業分野を点検ですね^^
    確かにそこにポイントがありますね。
    そこに個性がうまれてきますよね。ぽち

  5. おはようございます。
    事業分野を再定義する。人は、守りについつい入る傾向がありますからね。何か、新しいことに意識を持つことをしていかないといけないですね。
    応援のポチ!

  6. 確かに現状維持はキケンですね!
    現状の見直し、してみます!
    >最近コント風になっていますが・・(^^;)
     あっ、元々です。 (^^;)

  7. お久しぶりです(^^)
    見直しを早いペースでしているところ、
    大半が伸びていますね。
    ポチッ☆

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