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どこでも昇侍のことば

昨日、総合格闘技RIZIN30をオンラインライブで観戦しました

総合格闘技(MMA)は、選手の技、試合の迫力もさることながら、毎試合ドラマが生まれ、その人間模様にも強く惹かれます

 

RIZIN30は、バンタム級トーナメントの2回戦がメインカードとして組まれ、大晦日のRIZINでの優勝を目指して、国内バンタム級最高峰の戦いが繰り広げられています

バンタム級を含む、全試合、全カード観戦後に、このブログを書いているのですが、全カード外れなしでした、熱い試合にまだ興奮冷めやらぬ状態です

 

中でも、胸熱だったのは、昇侍選手(38歳)
MMA戦績は18勝14敗、直近の試合では実力者とぶつかったこともあって2連敗中
正直、RIZINの舞台に上がる選手としては物足りない戦績

対戦相手はキックボクシングからMMAに参戦した新進気鋭の鈴木千裕(22歳)選手、試合前の勝敗予想でも大方が鈴木選手のKO勝利を予想

試合のゴングがなり、キックボクサー鈴木選手の激しいパンチの嵐が襲いかかる
これに防戦一方の昇侍選手、瞬く間にコーナーに追い詰められる

このままKOかと思ったところに、身体を翻して打った左カウンターが鈴木選手の顎をとらえ、マットに沈んだところを続けざまにパンチの連打で、見事にKO逆転勝利。まさに瞬殺でした

 

昇侍選手といえば、2006年に3秒でのKO勝ちの世界記録も持っており、瞬殺侍との別名も持っていたので、
時を超えてRIZINの大舞台でもそれを再現することになったのです

 

試合後のリング、涙のコメントがまた素晴らしかった

「本当にたくさんの応援のおかげで、今日は実力以上に天運が傾いて、自分は勝てたと思います。
本当に悔し涙を流すことが多くて、何度も挑戦しても勝てなかったこの大舞台のリングで、本当に諦めずにずっと苦しいことを乗り越えてがんばってきたから今日勝つことができました。
一度諦めた道ですが、復活して、今日この日のために、この日のためにがんばってこれたことと思います。

歳はとっていくものですが、歳をとることはかっこわるいことじゃないです。
それをこれからもこのリングで、もっとも厳しい総合格闘技のこのリングで、これからも、“どこでも昇侍”がんばっていきたいと思っています。
これからも応援よろしくお願いします。」

 

呼ばれたらどの試合にも赴く、どこでも昇侍

まさに、格闘技は人間ドラマ

これだから総合格闘技はやめられない
心熱くなれる試合ばかりでした

YouTubeのRIZINチャンネルで、まもなく時差で公開されると思います
興味をもった方はご覧になってみてください

(写真は昇侍選手のTwitter @shou0424から)

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