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逆境にあるとき本が支えになる

各界のリーダーと読書

各界で名を成す方の多くは、それぞれの特徴的な本との向きあい方があるように感じます。このカテゴリーでは、各界のリーダーと読書について、気になったことばを記録しています。あなたの読書にお役立ててください。

 

逆境にあったあの頃、本が生き方の指針になった

工場の拡張計画で思惑が外れ、大赤字を出した。風向きが変わった。何をやってもうまくいかない。はんぺんの現地CMでも不手際があり、社長の逆鱗に触れた。ほどなく東京本社に呼び戻された。肩書はマーケティング部の課長。あきらかな降格人事だった。そのとき出合ったのが、『神道 〈いのち〉を伝える』だ。実家は曹洞宗で神道とは縁もゆかりもなかったが、書店でたまたま目に入った。それまで自分勝手に仕事をしてきた私はこの本を読んで、仕事は周囲の支えがあってできるものだと初めて悟った。20数年働いて、ようやくこんな心境にたどり着いた。人生の冬の時代には冬なりの生き方や仕事の仕方がある。今までの自分がやってこなかったこと。後輩の話を聞き、育てることも仕事なのだと知った。

紀文食品社長 堤裕氏(日経新聞より)

 

堤氏は、順風だったサラリーマン人生が「冬の時代」に差し掛かったときに本をよく読むようになった、逆境が本と向き合う日々を呼び起こしてくれたといいます。
参考になるのは、成功事例よりも困難な状況に直面したときに、どうやってその状況を乗り切ったのかです。
読書がその状況に転機を作り出したという話は枚挙に暇がないと感じています。

私たちを取り巻く状況はどうか。新型コロナの長期化に加え、原材料価格やエネルギー関連の値上げ、そしてロシアのウクライナ侵攻がその状況に拍車をかけている。物価があがる一方で景気が後退するというスタグフレーションへの懸念もいわれています。非常にストレスフルな状況が続いている。この状況を乗り切らなければならない。そんなときに本は心の支えになってくれると信じています。

 

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