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内部体勢の確立

 名著をたずねる旅

経営者が読むべき名著を厳選して紹介する、経営のエッセンス「読書マインドマップ」。

第37回目は、日本のマネジメントの大家、一倉定の名著内部体勢の確立 (一倉定の社長学)を紹介します。時を経ても実践から生み出されたマネジメント理論は現代に通じるものばかりです。企業経営における基本原則についてあらためて襟を正すことができる一冊といえるでしょう。

過去の「マインドマップ」バックナンバーはこちらからご覧になれます。

 

「顧客の要求を満たすための内部体勢」が組織である。企業の成果はお客様の要求を満たすことによって得られる限り、企業内の人々の考え方と行動は全てお客様の要求に始まり、お客様の要求に帰ってこなければならない

社長のやらなくてはならない最も大切な仕事は7つある。(1)外に出てお客様の要求を知ることと、競合他社の情報を手に入れること。(2)わが社の方向付けをして、これを経営計画書に明文化して社内に徹底させること。(3)プロジェクト計画書の作成や、重要な活動の基準を決めること。(4)計画書や指令のチェックをすること(5)クレームは必ず社長が処置を支持する。(6)人事。(7)資金調達。などである

「目標に対する責任は、あくまで社長ただ1人にしかない」ということを社長自らが認識するだけでなく、社員にも認識させなければならない。では、社員の責任とは何であろうか。それは「方針を忠実に実行し、積極的に推進する」という責任である。だから、社員は目標が達成されなくとも責任をおわなくて良いが、方針不実施の責任は追及されるのである 等々

 

 読書マインドマップ

内部体勢の確立

 

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 内部体勢の確立(一倉定の社長学) 目次

1.成果は顧客によって得られる
企業の内部に成果はない
「顧客の要求を満たすための内部体勢」が組織である
企業組織は外部情勢の変化に対応しなければならない

2.伝統的組織論の誤り
見失われた企業経営
分掌主義の誤り
責任権限論の誤り
人間関係は事業経営に優先しない

3.正しい指導
お客様こそ事業のすべて
会社の中に自由はない
社員とはお客様に対して責任を持たない人種と知れ
社長室は質素に
「社長の決定や指令は守らなくてよい」という教育をしていないか
方針・指令・規則違反は人前で叱れ
社員の責任は社長の責任である
社長の仕事を社員にやらせるな
問題解決型社長から脱出せよ
社長が外に出ると管理職が育っ
社長は秘書を持て

4.コンピュータを活用する
コンピュータ公害
コンピュータはなぜ役に立たないのか
コンピュータによる戦略的決定はできるのか
コンピュータの特質は何か
コンピュータをうまく使う
何を計算させるか

5.新組織論
よい組織とは
正しい組織原理
社長の意図が正しく伝えられ、実行に移されなければならない
成果第一主義が貫かれている
変化に対する機動力と弾力性をもたせる
実力に応じた昇進と抜擢を行なう
“長”には生殺与奪権の一部を与える
未来部門は必ず分離し、社長直轄とする
三権分立
他部門を管理する部門を設けてはならな
事業部制を排す
部門利益目標は社長の目標である

6.仕事の流れを整備する
最小限管理
繰返し業務を標準化する
仕事の流れを標準化する
伝票処理の誤りを防止する
納品書の正しい記入法

7.活動の管理と指導
環境を整備する
個別チェックこそ本当
指令は文書で
云わせてはならないこと
会議は最小限に

8.働く人間の管理
社員教育はどうやるか
定期的人事異動を
スカウトは最小限に
貢献度評価と報奨
会社の過去の功労者に対する処遇を忘れるな
不慮の災害は助けてやれ
第二の人生を考えてやる
採用面接には社長の方針を語れ
「経営計画書」こそ、社員の心に革命をもたらす

 

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